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永遠の真実追求者メシアのブログ

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下山事件「東大法医学部・古畑教授の所見は間違っていた」への反論

2025-03-26 07:09:12 | 陰謀論
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❗❗この記事の結論──懐疑論者の原田実は「下山総裁の遺体と鉄道事故にあった人の遺体は同じだ」などと言っているが、都合の悪い事実を無視しまくっており、説得力はまったくない。

 

メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。

 

リネンちゃん──メシアの弟子。

 

リネンちゃん 原田実さんはASIOSの『検証 陰謀論はどこまで真実か』の中で、下山事件の伝説を次のように紹介しています。

 

国鉄・下山総裁はGHQに謀殺された──真実度5%

【伝説 遺体発見と他殺説の根拠】
 1949年7月、日付が5日から6日に変わった直後、しのつく雨の中、常磐線綾瀬駅に近い線路上で成人男性の轢断された遺体が5日発見された。それは5日の午前から行方不明になっていた国鉄総裁・下山定則の変わり果てた姿だった。検視解剖は東大法医学部教室で行われたが、同教室主任の古畑種基教授は、遺体のどこにも生体反応としての出血がないことを確認、轢断されたとき、すでに下山は死んでいたと発表した。古畑はさらに遺体の睾丸に内出血があることに注目、下山の死因は睾丸を蹴り上げられてのショック死だとみなした。つまり、下山の死は単なる事故でも自殺でもない、れっきとした殺人事件だということだ。

 

リネンちゃん これに対して原田さんは次のように反論しています。

 

 下山事件をGHQのしわざとする説には共通の前提がある。それは下山の死が他殺だとしていることである。そして、他殺説の根拠はつまるところ、遺体の解剖と血痕らしきものの鑑定を行った東大法医学部の所見につきる、と言っても過言ではない。(中略)

 下山事件後、鉄道事故による遺体解剖の事例が重なるとともに生きている状態で列車に轢かれた人であっても、ショックで血流が停止して出血をともなわなかったり、睾丸に内出血をともなったりすることがあることが知られるようになった。つまり、東大法医学部の所見で他殺の根拠とされた現象は、むしろ鉄道事故に遭った人の遺体にふつうに起きうるものだったのである。

 

メシア 原田さんは「鉄道事故に遭った人の遺体には、ショックで血流が停止して出血をともなわなかったり、睾丸に内出血をともなったりすることが普通にある。チャンチャン」で終わらせているけど、下山事件の自他殺論争はそんな単純なものじゃないんだ。

 

リネンちゃん どういうことですか?

 

メシア なぜか原田さんは生活反応についてなにも反論してないんだけど、慶応大学の中館教授が東大の所見をこう批判しているんだ。

 

 従来の法医解剖では轢死体を扱ったのはまれであり、総裁の轢断体については従来の法医学所見を適用できるか否か問題である。私が最近体験した三鷹事件の轢死4体中の3体のインノウに皮下出血がみられた。この例からも総裁の生活反応のある傷が、生前にうけたものとは断定できない。

 

メシア これに対して東大の古畑教授はこう反論している。

 

 東大法医としては事件後、東京都下に起こった列車事故による死者を地検の協力でほとんど調べることができたが、そのすべてに明らかな組織出血があった。総裁の死体にはそれがなかったから問題になるのであって、列車事故者のコウガンやインノウの生活反応をとくに問題にしているわけではない。

 

リネンちゃん なるほど。

 

メシア ちなみに中館教授が古畑教授のこの主張になんと反論したのかまではわからない。

 

 また、自殺派の権威に元名古屋大学法医学教室の小宮博士という人がいるんだけど、彼の主張にこういうものがある。

 

 警視庁の鑑識課によると、列車の排気管にゼリー状血痕がついていたとのことだ。ゼリー状といえば、凝結である。死後の血は、個人差や死因によっても異なるが、しばらくの間は固まるものもある。しかし、生きているときの血であれば特殊な一部の例は別として完全に固まる。(列車に)固まった血が付着していたとすれば、生体が轢かれたと見るのが常識的である。

 

メシア 一見なるほどと思うかもしれないけど、小宮博士の共同研究者だった名古屋大学の古田博士が『日本医事新報(1957年7月号)』の中で次のようなことを言っているんだ。

 

 「それまでの研究結果と矛盾しており、下山事件の自他殺論争をゼリー状血痕を証拠にして議論するのは誤りである」

 

リネンちゃん やっぱりカウンターの意見ってあるんですね。

 

メシア 小宮博士については、話はこれで終わりじゃないんだ。

 

 『毎日新聞』記者・平正一の『生体れき断』によると、小宮博士は自殺説を推す警視庁捜査一課の刑事たちと密会をしていたらしいんだ。

 

リネンちゃん ということは……。

 

メシア 捜査一課が小宮博士に接触し、説得を試み、自殺派の御用学者に仕立て上げたと見て間違いないだろうね。

 

リネン 捜査一課め……。

 

メシア ダメ押しにずっこけるような事実を紹介したいと思う。

 

 古畑教授の天敵である中館教授と小宮博士の2人は、なんと下山総裁の遺体を解剖していないどころか、1度も見てもいないんだ

 

リネンちゃん えー!!

 

メシア つまり、机上の空論を述べているにすぎないんだよ。

 

 最後に他殺説を補強する《下山総裁の遺体関連の証拠》をもう1つあげておく。

 

 東大裁判化学教室の秋谷教授と法医の桑島博士の水素イオンの実験によると、下山総裁の死亡は五反野で轢断される3時間以上前だったらしい。

 

リネンちゃん 原田さんからの反論が楽しみ♪ 

 

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