
メシア──世界唯一のスケプティックハンター。懐疑論者の嘘を暴く達人。
謎のマスター──メシアがよく通うバー《アレクサンドリア》のマスター。40代男性という以外、すべてが謎に包まれている。
メシア 山本弘さんによるとコンノケンイチさんは、アインシュタインの語る古典的エーテルと現代物理学的エーテルの違いを理解できなかったそうだ。
そのコンノさんの誤った解説を、ミン・スギヤマさんというUFOジャーナリストが信じ込んでしまったという……。
それについて山本さんは『トンデモ本の逆襲』という本の中でこう言っている。
スギヤマ氏は119ページで、「本全体のテーマや流れを無視し、一部分の文章だけを意識的に引用して、全体もそうだという印象を読者に与えてはならない」と書いている。まさにそのとおりである。アインシュタインの言葉の一部分だけを引用し、文章全体の真の意味をねじ曲げて読者に紹介するのは、許されることではない。
謎のマスター ……。
メシア また、山本さんによると、ロケット博士とも呼ばれる糸川英夫博士は『新解釈〝空〟の宇宙論』という本の中で、トンチンカンなことをたくさん書いているそうだ。
前述のスギヤマさんはその糸川博士のことを《真実の科学者》と賞賛し、糸川博士をバカにする山本さんを批判している。
しかし山本さんによると、スギヤマさんの著書『UFOはこうして隠蔽されている!』の参考文献リストに、糸川博士の『新解釈〝空〟の宇宙論』は載っていなかったそうだ。
それについて山本さんは『トンデモ本の逆襲』の中でこう言っている。
スギヤマ氏は132ページで、「人を侮蔑する本を書く場合、嘘はもちろん調査不足は絶対に許されない」と書いている。まったくそのとおりである。
謎のマスター ……。
メシア これだけを読むとあたかも山本さんは……
●本全体のテーマや流れを無視し、一部分の文章だけを意識的に引用して、全体もそうだという印象を読者に与える。
●ろくに調査もせずに人を侮蔑する本を書く。
……この2つをけっしてしない高潔なな人間なように思えるかもしれないが、今までの私の説明で山本さんが前述の2つを、息を吐くようにやりまくる人間であることがわかってもらえると思う。
謎のマスター ……。
メシア ちなみに山本さんは『トンデモ本の逆襲』の【ついに出た「と学会」批判はオマヌケだった!】という項目の1ページ目にこんなことを書いている。
もちろん、何かの意見に対して批判があるのは当然である。その批判が妥当なものであれば真摯に受け止め、お詫びし、訂正するつもりである。
メシア 山本さんが私のこのブログを読んでも、真摯に受け止め、お詫びし、訂正するとはとても思えないけどね……。
謎のマスター ……。
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