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「アトランティス大陸は恐怖の軍事帝国だった」の真相(前編)

2024-01-25 06:00:01 | 超古代文明

 

【プラトンのアトランティス物語】

 (前略)さて以上のように、アトランティスを実在した超古代文明と考えるのは難しい。だがそもそもプラトンは、超古代文明アトランティスの実在をメインにして主張したかったのだろうか。

 

 実は彼の著作を読むと、とてもそうは思えない。というのも、『ティマイオス』にしろ『クリティアス』にしろ、話の主役は古代ギリシアで、アトランティスはその主役を引き立たせるための悪役という設定になっているからだ。

 

 これはどういうことか。物語の流れを読めばわかる。最初の『ティマイオス』では、理想の国家とは何ぞや、という話のおさらいから始まる。前日に登場人物たちが理想の国家について話し合っていたのだという。ここでの理想国家とは共産主義的軍事国家だ。

 

 おさらいが終わり、読者が理想の国家の概要をつかめたところで、登場人物の一人、ソクラテスが次のようなことを言う。「今は立派な動物を絵に描いただけのような状態だが、この動物が実際に動くところを見てみたいものだ」と。

 

 するとここでタイミング良く、別の登場人物のクリティアスが思い出す。そういえば昔、その理想の国家にそっくりの国があったという話を聞いた。それは古代のギリシアだったと。   

 

 対話の中で、古代ギリシアの国家と人々は絶賛される。

 

 こうした古代ギリシア絶賛の中で登場するのがアトランティスである。アトランティスは紀元前1万年頃、大西洋を起点にヨーロッパとアジアを侵略しようとした帝国主義的軍事国家だったという。

 

 古代ギリシアは、その悪役アトランティスが地中海の周辺国を支配しようと攻め込んできたときに孤軍奮闘。劣勢をはねのけて大勝利し、周辺国から大いに称賛されたと話は続く。

 

 ところがその後、大地震と大洪水が発生。古代ギリシアは戦士がすべて大地にのみこまれるほどの被害を負った一方で、アトランティスは大陸ごとすべてが消滅してしまったという。

 

 これがアトランティスが登場する物語の概要である。物語の中では登場人物たちが理想の国家を語り、その国家は書き手のプラトンの理想と一致する。

 

 さらにその理想国家は絵に描いた餅ではなく、かつて古代ギリシアとして存在していたとされる。アトランティスはその引き立て役だった。

 

 しかし現在、プラトンが描いた古代国家ギリシアが紀元前約1万年に実在していたと主張する人はほとんどいない。

 

 皆、消えたアトランティスばかりに注目し、主役だった古代ギリシアは忘れられるか、空想の産物だとして片付けてしまう。

 

 唯一の原典を書きながら、プラトンの意図は一般には伝わらなかった。もはやアトランティスは彼のもとを離れ、夢とロマンの世界へ飛び立っている。 ウェブサイト〈超常現象の謎解き〉より

 

 

✔️【逆デバンキング〈どちらが真実なのか……〉】

 〈超常現象の謎解き〉によるとプラトンは、アトランティスを凶悪な軍事帝国だと述べたそうです。

 ところが平川陽一はアトランティスのことを「平和を愛し、争いを好まない理想国家だった」と述べています。

 どちらが真実に近いことを言っているのか?

 こればかりは世界でただ1人超読解力を持つ私自身が、プラトンのアトランティス対話集を読むまで謎のままでしょう。

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