砂に埋れ、誰にも気づかれずにいる世界の真実を見つけ出すブログです。
✳️【ラサ記録】
一方、「ラサ記録」のほうは、1912年の『ニューヨーク・アメリカン紙』に載ったパウル・シュリーマンの記事をもとにしたものである。
記事によれば、トロイア遺跡の発掘で有名なハインリッヒ・シュリーマンの孫パウルが、チベットのラサにある寺院で4000年前に記されたという古文書を発見。そこには「トロアノ古写本」の記述と一致する謎古代文明ムーに関する話が記されていたという。
……はて?「トロアノ古写本」の記述と一致?そう、すでに見たように「トロアノ古写本」に記されていたというムーの話は誤りだったことがわかっている。そのためラサの寺院で記述が一致するような古文書が発見されるはずがない。では記事に載っている話はいったいなんなのか。実はこの話、大衆の失われた古代文明に対する強い関心を利用する目的で書かれたニセ記事だったことが判明している。ジャーナリストがパウル・シュリーマンの名を騙ってでっちあげたものだった。よって「ラサ記録」なるものは実在しない。(本城達也) ASIOS〈謎解き古代文明〉より
✔️【逆デバンキング〈ラサ記録批判のほうが怪しい〉】
実在していたナーカル碑文、非常に怪しいブラッスール批判、ル・プロンジョン批判……これらの例から「ラサ記録などでっちあげだ」という話こそがでっちあげの可能性が高いと判断せざるをえません。
【まとめ】
●様々な状況証拠から、ラサ記録批判のほうが明らかに怪しい。
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