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THE MAGIC GANG / DEATH OF THE PARTY

2020-06-22 | Rock&Pops
<発売日> 2020/08/21予定

<JAN(規格番号)> 0190295259587

<内 容>
ブライトンから飛び出し、パーティで弾けるようになっても――ボクらはポップでブルーでちょっとサエないまま。 ラウドなギターにオープン・コード、4声のハーモニーで3分間の甘酸っぱいポップ・ソングを奏で続けている、ちょっとサエないようで胸キュンなギター・ポップ・バンド、ザ・マジック・ギャング。音楽的な成長を感じさせるセカンド・アルバム『DEATH OF THE PARTY』完成!

■ ラウドなギターにオープン・コード、4声のハーモニーで3分間の甘酸っぱいポップ・ソングを奏で続けている、ちょっとサエないようで胸キュンなギター・ポップ・バンド、ザ・マジック・ギャング。2018年、ブライトンから飛び出した彼らはセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース。その年のベスト・デビュー・アルバムの1つとメディアから高い評価を受けた彼らは、NMEやQ Awardにもノミネートされただけではなく、はるばるここ日本でのライヴも実現させ、デビュー当時のWEEZERを思わせる佇まいに世のパワー・ポップ・ファンの心をつかんだのであった。

■ デビュー・アルバムで自分たちの想定をはるかに超えたところにまでたどり着いてしまったザ・マジック・ギャング。そんな彼らの第2章はどんなものになるのだろうか――その始まりは今から2年前、2018年の大晦日にまでさかのぼる。その夜、バンドのメンバーは年越しパーティで楽しい時間を過ごしていたが、中でも特にギタリスト/ヴォ―カリストのジャックは、理想の夜だと感じるほど盛り上がっていた。途中誰かが言い争う声が聞こえても、それが彼の高揚感に水を差すことはなかったという。一方、同じパーティに参加していたバンドのもう一方のギタリスト/ヴォ―カリストであるクリスチャンは、最初は浮かれていたものの、意見の衝突やそれに反撃する声にどんどん自分の気分が下降していくのを感じていた。その翌朝――はしゃぎすぎたパーティの後にありがちな、幾分のうしろめたさと後悔に包まれながらも、二人は、その晩を全く正反対の視点から曲にしたのであった。その2曲がザ・マジック・ギャングのセカンド・アルバム『THE DEATH OF THE PARTY』の核となったのだった。

■ 『THE DEATH OF THE PARTY』に収録されている楽曲の半分は、あの晩をクリスチャンの視点で描いたパワー・ポップ全開のタイトル・トラックに代表される“どこか内省的で自分自身を見つめるような”ナンバーで、残り半分は、クリスチャンが感じたパーティの高揚感をそのまま曲にしたディスコ・テイストな「Make A Sound」のような“遊びに出て、踊ったりして、友人たちと楽しい時間を過ごす”テーマの曲で構成されている。アルバム全体の流れもまた、弾けるようなメロディから始まり、最後はトーンダウンした内省的な曲で締めくくられる構成になっている。

■ デビュー・アルバムで世界へと飛び出したザ・マジック・ギャングだが、セカンド・アルバムではさらに自分たちのサウンドを広げようと、ディア・ハンターやアニマル・コレクティヴ、ナールズ・バークレイなどとの仕事で知られるグラミー賞受賞プロデューサー、ベンHアレンに声をかけた。そして彼らは故郷から遠く離れたアメリカはアトランタにあるベンのスタジオで、アルバムの制作に取り掛かった。オルタナティヴ・ロックからポップスまで幅広く、また実験的なスタイルも積極的に取り入れているベンの手腕により、彼らは「Take Back The Track」や「Make A Sound」のようなグルーヴィーなディスコ・サウンドを取り入れたポップ・ロック・ナンバーから、「Gonna Bounce Back」のようなポスト・パンク~スラッカー・ロック風の曲、そしてピアノにストリングス、ヴォーカル・ハーモニーから彼らのブライアン・ウィルソン/ビーチ・ボーイズ愛が伺える「I Am Sunshine」などの楽曲を完成させた。そしてアルバムからの1stシングル「Think」は、ノーザン・ソウルやスタイル・カウンシル直系を思わせるホーンやエコーを取り入れたアップビートなナンバーだ。しかし様々な音のスペクトラムを取り入れながらも、ザ・マジック・ギャングのどこかさえない、刹那い胸キュン・ギター・ポップはそのまま。今やブライトンから飛び出し、バンドとしても音楽的にも大きな成長を見せながらも、その根幹が変わらないところも、また彼ららしいのだ。

YouTube
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