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RASPBERRIES /POP ART LIVE [2CD]

2017-08-08 | Rock&Pops
<発売日>2017/8/25

<JAN(規格番号)>0816651013302

<内 容>
ポップロックの伝説が蘇った2004年11月――あの奇跡の晩が遂にCDに!
70年代、「Go All the Way」、「I Wanna Be with You」、「Overnight Sensation (Hit Record)」などの全米ヒットを世に送り出した元祖パワー・ポップ・バンド、エリック・カルメン率いるラスベリーズ。その彼らがオリジナル・メンバーで復活して行った”ポップ・アート・ライヴ”が遂にCD2枚組で公式音源発売!

■  1970年にオハイオ州はクリーヴランドで結成されたポップ・ロック・バンド、ラスベリーズ。60年代後半にアメリカで巻き起こったブリティッシュ・インヴェイジョンとその中心にいたバンド――ビートルズやザ・フーなど――から色濃く影響を受けたこのバンドは、1972年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースして以来、「Go All the Way」、「I Wanna Be with You」、「Let's Pretend」、「Overnight Sensation (Hit Record)」など、数々のヒット曲を全米チャートに送り込んできた。

■ 1975年に解散するまで、4枚のスタジオ・アルバムをリリースしてきたラスベリーズ。解散後も彼らの音楽は、ブルース・スプリングスティーンやポール・ウェスタバーグなどのアーティストだけでなく、パワー・ポップやポップ・ロックといったサウンドにも大きな影響を与えたと言われる。またフロントマンのエリック・カルメンもソロ・アーティストとして「オール・バイ・マイセルフ」の大ヒットを世に送り出している。

■ そして解散から30年以上経った2004年、元祖パワー・ポップバンド的存在だった彼らがオリジナル・メンバーで再結成!彼らが再び集結することはあり得ないと思われていただけに、このニュースは大きな話題を集めた。2004年11月26日にクリーブランドのハウス・オブ・ブルースのこけら落とし公演として行われた再結成公演を収録した本ライヴ・アルバム『POP ART LIVE』には、再び1つのステージ集ったメンバーが、30年のブランクを全く感じさせない息の合った、マジカルなパフォーマンスが収録されている。CD2枚に収められた28曲には、ラスベリーズのヒット曲、人気曲、代表曲から隠れた名曲、さらにはビートルズのカバーまで、珠玉のパワー・ポップがぎっしりと詰まっている。ちなみにこの時のショウの評判を受け、2005年、ラスベリーズは再結成ツアーを行ったのだった。本アルバムのミックスを手掛けたのは、ラスベリーズと長年仕事をしてきたトミー・アレン。

■ 本2枚組CDには、音源だけでなく、アカデミー賞受賞映画監督、キャメロン・クロウによるコメント文のほか、ラスベリーズのコレクター&ファンであるバーニー・ホグヤとケン・シャープによる解説を掲載したブックレットも封入。特にキャメロン・クロウの文章には、70年代初期、初めてラスベリーズに遭遇した音楽ファンの多くがきっと抱いたであろう感情と衝撃に溢れている:「1970年初期、当時僕が務めていた地元のアングラ新聞の編集者は、ラスベリーズのデビュー・アルバムに戸惑いつつも魅了されていた。僕は、部屋にずらりと並んだヒッピー上がりの政治記者たちが、”こすったら匂いがする”ジャケットを次々と回しながら、粛々と嗅いだりしているのをただ見ていた。僕は、15歳という年齢だったにも関わらず、いやもしかするとその年だからこそだったかもしれないが、この仕事に就くことができ、アルバム・レビューのスペースを貰えるぐらいには編集者からも信頼を得ていた。そして僕はレコードを持ち帰り、聴いてみることにした。アルバムの1曲目は「Go All The Way」で、始まった途端、ラスベリーズのキャリアもろとも、強烈な音の一撃を顎に喰らわされた気がした。たった3つのコードで、僕はこれは大音量できかなきゃと思ったんだ。「Come Around And See Me」から「I Say The Light」、そしてその先まで、前の曲に目がくらんでいる間に次の曲が始まるといった具合に、どんどんと曲は続いていった・・・今まで聴いたレコードの中でも最高に強力な序奏だった。その揺らぎのなさ、バンドの繰り出すパンチの効いたサウンド、そしてエリック・カルメンの輝かんばかりのポップ・ヴォーカルによって、僕は彼らの長年のファンになっていったのさ」

■ 2014年の映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に「Come All The Way」が使用されるなど、その奇跡の夜からさらに十数年たった2017年の今でも、少しも色褪せることのないラスベリーズ永遠のパワー・ポップ・サウンド。解散当時、もう二度とみることが出来ないと思われていた奇蹟のライヴを収録した、ポップの芸術を追体験できる作品、それが本作『POP ART LIVE』である。

https://youtu.be/xNiEDetN9ik