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Van Morrison / The Healing Game (Deluxe Edition)

2019-02-08 | Rock&Pops
<発売日> 2019/3/22予定

<JAN(規格番号)> 0889854284022

<内 容>
90年代のヴァン・モリソンを代表する名盤『ヒーリング・ゲーム』のデラックス・エディション。未発表音源を多数収録したファン垂涎の3枚組

近年、精力的に新作を発表し、そのいずれの作品も高い評価を得て、大ヒットを記録している北アイルランドが生んだレジェンド・ミュージシャン、ヴァン・モリソン。1997年に発表した26作目のスタジオ・アルバム『ヒーリング・ゲーム』のデラックス・エディションがリリースされる。今回のデラックス・エディションは、1997年3月に発表されたヴァン・モリソンの90年代を代表する名盤『ヒーリング・ゲーム』のオリジナル・トラック10曲に加えて、『ヒーリング・ゲーム』時代のレアおよび未発表セッション音源、オールスター・コラボレーション、ライヴ音源を含む3枚組で構成されており、24曲の未発表パフォーマンスが収録されている。CD3枚組の他、12インチ・アナログ盤(オリジナル・トラック10曲を収録。)もリリースされる。

●Disc-1 [オリジナル・アルバム…プラス]は『ヒーリング・ゲーム』のオリジナル・トラックとなる10曲の名録音にシングルやコンピレーションという形で発表された5曲のボーナス・トラック(「ルック・ホワット・ザ・グッド・ピープル・ダン」、「アット・ジ・エンド・オブ・ザ・デイ」、「ヒーリング・ゲーム」、「フル・フォース・ゲイル’96」、「セント・ドミニクの予言 (St. Dominic’s Preview)」が収録される。

●Disc-2 「セッション&コラボレーション」には「ヒーリング・ゲーム」および「ファイア・イン・ザ・ベリー」形成期の初期のヴァージョンや、「ヒーリング・ゲーム」のジャズ・ヴァージョン、「サムタイムズ・ウィ・クライ」のフルレングス・ヴァージョン、「夢を描くキッス」のカヴァー、ロックンロール・ギターの英雄カール・パーキンスとの未発表コラボレーション数曲(「バッピン・ザ・ブルース」、「マッチボックス」、「マイ・エンジェル」、「オール・バイ・マイセルフ」)が収録されている。さらに、ブルース界のレジェンド、ジョン・リー・フッカーの1997年のアルバム『ドント・ルック・バック』収録の「ドント・ルック・バック」と「ヒーリング・ゲーム」の2曲も収録。ヴァン・モリソンがプロデュースを手がけ、『ヒーリング・ゲーム』と同日(1997年3月4日)にリリースされた『ドント・ルック・バック』は1998年にグラミー賞の最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム部門を受賞する一方、タイトル曲が最優秀ヴォーカル入りポップ・コラボレーション部門を受賞した。そして、ヴァンがスキッフル界の王、ロニー・ドネガンとコラボレートする、ジミー・ロジャースの「ミュール・スキナー・ブルース」の決定的な解釈により幕を閉じる。

●Disc-3 [ライヴ・アット・モントルー (1997年7月17日)]ではオンステージ・パワーの絶頂にあるヴァンが『ヒーリング・ゲーム』収録曲やヒット曲、そしてレイ・チャールズ(「フール・フォー・ユー」)、アンソニー・ニューリー(「フー・キャン・アイ・ターン・トゥ (ホエン・ノーバディ・ニーズ・ミー)」、スライ・ストーン(「サンキュー]」のカヴァーなど、自身の旧譜からお気に入り楽曲をフィーチャーした類稀なライヴ・セットとなっている。入手困難だったコンサート音源であるヴァン・モリソンの「ライヴ・アット・モントルー」の録音が、最新鋭の技術を駆使し、『ヒーリング・ゲーム』(デラックス・エディション)に収録されることで、初めて正式に入手可能になる。『ヒーリング・ゲーム』はプロフェッショナルのミュージシャンとして40年目に入ったヴァン・モリソンにとってターニング・ポイントとなった重要作品であり、同時に90年代のヴァンの代表作にして名盤。「サムワン・ライク・ユー」や「ハヴ・アイ・トールド・ユー・レイトリー」、映画『恋愛小説家』にフィーチャーされた「デイズ・ライク・ディス」などのロマンティックなバラードで、メインストリームの成功を手にした時期を経たヴァンは、ゼム時代の初期の作品や、1960年代終わりのソロ・アーティストとしての作品を満たしたジャズやリズム&ブルースにインスピレーションを得た音楽を見直さずにはいられなくなった。自身のキャリアのこのフレッシュな段階に向けて、サックス奏者のピー・ウィー・エリス(元ジェームズ・ブラウンのバンド・メンバー)、イギリスのジャズ/ブルース界のレジェンド、ジョージー・フェイム、(当時はデイヴ・ブルーベックのツアー・バンドでの数年間にわたる活動を終えたばかりだった)ベーシストのアレック・ダンクワースといった大物をフィーチャーした新しいバンドを結成。彼らとともに、ロンドンのジャズ・クラブ、ロニー・スコッツで録音し、ビバップにインスピレーションを受けた『ハウ・ロング・ハズ・ジス・ビーン・ゴーイング・オン』(1995年)や、多大な影響力を持つアメリカ人ジャズ・ブルース・ピアニストへのトリビュート作『テル・ミー・サムシング~モーズ・アリソンに捧ぐ』(1996年)をリリースし、ジャズの世界に再び没頭した。これらのジャズに関連するリリースに続き、彼のバンドと10曲のオリジナル楽曲からなる洞察力優れたアルバムを録音した。その作品が今回、デラックス・エディションとしてリリースする『ヒーリング・ゲーム』。同作は新しく予想外の場所へと自身のミューズを追求する準備・意志・熱意を持ったアーティストとしてのモリソンの名声をさらに高めることとなった。