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Roger Waters/Amused to Death

2015-06-16 | Rock&Pops
<発売日>2015/7/24

<JAN(規格番号)>0888430937826

<内 容>
ロジャー・ウォーターズの名盤『死滅遊戯』最新リマスタリング盤登場!2015年版は新たな5.1chサラウンド・リミックスも施しアートワークを一新

ピンク・フロイドの元リーダーであり、『狂気』『アニマルズ』『ザ・ウォール』などの様々なコンセプトを形作った「ピンク・フロイドの頭脳」、ロジャー・ウォーターズが1992年に発表した、混迷極まる90年代の世界情勢を背景にTV社会に警鐘を鳴らしたコンセプト・アルバム『死滅遊戯(Amused To Death)』が新たなリマスタリングを施され甦る。

ロジャー・ウォーターズのソロ作の中でも最も完成度が高く、ピンク・フロイドの名盤にも匹敵する傑作と呼ばれる『死滅遊戯』は、当時の「天安門事件」や「湾岸戦争」などを題材に、遠く離れた国で行なわれている戦争をテレビでエンターテインメントの一種として見ることができることへの疑問と矛盾、テレビに映るすべての事象がドラマやゲームのような感覚に陥る現代社会、TV社会への警鐘をテーマとしていたが、その世界観、警鐘、メッセージは23年後、混迷の2015年にも見事に当てはまることがわかる。ラップトップ、タブレット、スマートフォン・・・20年前にはとても予想できなかった形で、いつでもどこでも手に入り、垂れ流される様々な情報。陰湿ないじめやいわれのない批判。画面に目がくぎづけになっていると、本当の真実や正義、また不公正なことは簡単に視界から遠ざかってしまう、ネット社会がもたらす矛盾。「20年(以上)前のこのアルバムを思い出してみると、私が当時言いたかったことの大半は、残念ながら今もなお残っている。もしかしたら、1992年当時よりもむしろ2015年の人々の苦境に寄り添っているのかも知れない」とロジャー・ウォーターズは語る。2015年版『死滅遊戯』はピンク・フロイド・サウンドの要、長年に渡ってフロイドや各メンバーのソロを手掛けてきたプロデューサーでもあり、伝説的エンジニア、ジェームズ・ガスリーが現代最高峰の録音技術を駆使し、2015年版マスターを完成。Blu-ray Audioでは5.1chサラウンド・リミックスで立体音響を再現、オーディオファンにも大きな話題を呼びそうである。2015年版のために新たに作成されたアートワークを手がけたのは、ロジャー・ウォーターズが2010~2013年にかけて行った『ザ・ウォール・ライヴ』ツアーと映画のクリエイティヴ・ディレクターを務めたショーン・エヴァンスである。

ロジャー・ウォーターズとパトリック・レナードがプロデュースを手がけた『死滅遊戯』は、輝かしいミュージシャンたちが名を連ねる、音楽的な野心にも溢れた作品である。ギター・レジェンド、ジェフ・ベックが14曲中8曲に全面参加、全編を貫くハードエッジなギタープレイはこの作品の中でも特筆すべきポイントであり、彼のセッションの中でも最高峰の仕事の一つとされている。ゲスト・ヴォーカリストにはドン・ヘンリー(「奇蹟」)、リタ・クーリッジ(「死滅遊戯」)、ソウル・シンガーのP.P.アーノルド(「完全真理パートIとII)、他ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、ランディ・ジャクソン等豪華ミュージシャンがバックを固めた。また、ロジャーのコラボレーション相手を長年務めた、ギタリストのアンディ・フェアウェザー・ロウとドラマーのグラハム・ブロード、パーカッショニストのルイス・コンテとともに、パット・レナードも数曲でキーボードで参加している。ロジャー・ウォーターズがピンク・フロイド時代に手がけた半自伝的コンセプト・アルバム『ザ・ウォール』のオーケストラ・アレンジを監修した、作曲・編曲家のマイケル・ケイメンと再びタッグを組み、マイケル・ケイメンは「トゥー・マッチ・ロープ」と「神話パートIII」を編曲し、ナショナル・フィルハーモニック管弦楽団の演奏を指揮した。
「『ザ・ウォール』以来の情熱的な作品」と高評価を得て、今作品は当時、全英8位、全米21位とロジャー・ウォーターズのソロ作としては最もチャート的に成功した作品となった。

同時発売情報
・Amused to Death(CD+Blu-ray Audio)(0888430905528)