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ARTHUR ALEXANDER /ARTHUR ALEXANDER

2017-07-21 | R&B,SOUL,HIPHOP,RAP,GOSPEL他
<発売日>2017/8/4

<JAN(規格番号)>0816651012053

<内 容>
ザ・ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ダスティ・スプリングフィールドなど錚々たる面々に楽曲をカヴァーされながらも、その存在がひっそりと埋もれていったアーティストがいた――その名は、アーサー・アレキサンダー。アメリカより英国で注目されたR&B/ソウル・アーティストの長年入手困難となっていた隠れた傑作が、ボーナストラック6曲を追加して遂に復刻!

■ ザ・ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ボブ・ディラン、ダスティ・スプリングフィールドなど錚々たるアーティスト達に楽曲をカヴァーされながらも、音楽の歴史にひっそりと埋もれていったアーティストがいた。その名は、アーサー・アレキサンダー。本国アメリカよりも海を渡ったイギリスのミュージシャンたちに大きな影響を与えた、稀有なソウル・シンガーソングライターである。 ■ そのアーサー・アレキサンダーが1972年にワーナーブラザース・レコードからリリースしたいわば”幻の”セルフ・タイトル・アルバムが45年の時を経て、復刻された。しかも2曲の未発表曲を含む6曲のボーナス・トラック入りで! ■ 1940年、アラバマで生まれたアーサーは、ラジオから流れるクライド・マクファターやパーシー・メイフィールドといったR&Bシンガーや、ジーン・オートリーやジョージ・ジョーンズといったカントリー・シンガーを聴きながら育ち、R&Bとカントリー双方からの影響が伺える独自のスタイルを確立した。ティーンエイジャーのドゥーワップ・グループに所属した後、ジューン・アレクサンダー名義で「Sally Sue Brown」をレコーディング。1960年代の始めからは、DOT RECORDSに所属。「You Better Move On」や「Anna (Go To Him)」が全米でヒットとなった。これらの楽曲は、アラバマの歴史的スタジオ、フェイム・スタジオで、後にR&B/ソウル・シーンで有名となるマッスル・ショールズのリズム・セクションを使用した初期の楽曲である。また「You Better Move On」はローリング・ストーンズやホリーズなどにカヴァーされ、「Anna (Go To Him)」は、ビートルズやハンブル・パイなどにカヴァーされた。その後も、ビートルズが再び「Soldier of Love」をカヴァーしたほか、「Set Me Free」がエスター・フィリップスやジョー・テックスに、「I Only Want to Be With You」がダスティ・スプリングフィールドに、そして「Every Day I Have to Cry Some」がアイク&ティナ・ターナー、ザ・マッコイズなどに取り上げられるなど、ソングライターとして注目を集める。特徴的なのは、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、ホリーズ、ハンブル・パイ、ダスティ・スプリングフィールドなど、多くの英国のロック/ポップス・アーティストが彼の楽曲を取り上げていること。1960年代後半にブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗ってアメリカの音楽シーンへと切り込んでいったアーティスト達の多くが、アーサー・アレキサンダーを含むアメリカのR&B/ソウル/ブルース・アーティストに影響を受け、またカヴァーしていたのも興味深い事実である。 ■ 生涯3枚のアルバムしかリリースしなかったアーサー・アレキサンダー。その彼にとっての通算2作目となるのが、ワーナー・ブラザ1993年ーズから唯一の作品となる1972年発表のセルフ・タイトル・アルバムの本作である。オリジナル・アルバムに収録されていた12曲はいずれもマッスル・ショールズのベーシスト、トミー・ゴグビルのプロデュースによるもの。ナッシュビルでレコーディングされたという本作には、しかし、メンフィスのアーティストが数多く起用されている。例えば、エディ・ヒントン、ジョニー・クリストファー、レギー・ヤングがギターで、トーマス・ケインやボビー・ウッドがピアノで、シェーン・カイスターやボビー・エモーンズがキーボードで、そしてジーン・クリスマン、ケニー・マローン、ヘイワード・ビショップがドラムスで、アーサー・アレキサンダーのバックを固めているのだ。ソングライティングの面でも、ドニー・フリッツやデニス・リンデといった面々が参加、アーサーとの共作なども行っている。ちなみに、アルバムの5曲に収録されている「Burning Love」(ちなみにこちらの曲は、アーサーとデニス・リンデとの共作となる)は、アルバムのリリース後まもなくエルビス・プレスリーにカヴァーされている。 ■ 今回発売となるリイシュー盤には、オリジナル・アルバムに収録されていた12曲の他、アルバムの発売前後にリリースされた2枚のシングル「Mr John / You Got Me Knockin'」、「Lover Please / They'll Do It Every Time」、さらに2曲の未発表曲が追加収録されている。 ■ 1993年に53歳でこの世を去ってしまったアーサー・アレキサンダー。アメリカのミュージック・シーンでは華やかな存在ではなかったかも知れないが、彼の歌はアメリカだけでなく海を渡った英国のアーティストやミュージック・シーンに影響を与えていった。長年入手困難となっていた、ワーナーブラザーズからの隠れた傑作が、遂に日の目を見る! ※アルバム・トレイラー映像:https://youtu.be/IpyqLmjVZ9w