輸入盤 最新新譜情報  【BUYER'S EYES】

●メーカーからご提供頂いた情報を元に小売店のチェック用として使用されております。本文の複写転載禁止。内容変更可能性あり。

MARTIN KOHLSTEDT / FLUR

2020-10-27 | Jazz他 (FORMAT:CD+LPorLP)
<発売日> 2020/11/27予定

<JAN(規格番号)> 0190295181321

<内 容>
ネオ・クラシックからジャズ、アヴァンギャルドまで、ジャンルの境界線を流麗に行き来するドイツ出身の作曲家/ピアニスト/プロデューサー、Martin Kohlstedt。ロックダウンの最中、彼が自宅でピアノとともに作り上げた最新作『FLUR』。構成を保ちながらも即興性があり、高揚感をもたらしながらも、メランコリックなコントラスト豊かな1枚がここに――。

■ ネオ・クラシックからジャズ、アヴァンギャルドまで、ジャンルの境界線を流麗に行き来するドイツ出身の作曲家/ピアニスト/プロデューサー、Martin Kohlstedt。2012年に『TAG』そして2014年に『NACHT』と2作のソロ・ピアノ作を発表し、2017年にはエレクトロな要素を取り入れた『STROME』をリリースしてきた彼だが、ワーナークラシックスと契約。昨年移籍第1弾作品となるアルバム『STROME』をリリースした。

■ その彼が昨年に続きニュー・アルバムを完成させた。
作品を構成する要素のすべてを自身のコントロールのもとに置きたがる、音楽プロデューサーとしての理性的な面を持つ自分と、ライヴで見られるように目をつむり、口をあけながら子供のような自由奔放さで鍵盤の上に指を走らせるピアニストの自分――自身の音楽性にアンビパレントな面があるとMartinは語っているが、イプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団とコラボレートした前作『STROME』が、その”理性的な自分”の作品であるなら、今回リリースされる『FLUR』は、後者にあてはまるという。

■ 2020年春、世界を襲ったパンデミックにより、行動が制限され、隔離生活を強いられたMartin。これまで数多くのコラボレーションやライヴ演奏を行ってきた彼にとって、ロックダウンは大きなインパクトを与える出来事になったようだ。「これまでは外に出て活動することが多かった、例えば講演や大きな会場でのコンサート、聖歌隊との共演など・・・だから自分と再び向き合うことは重要だった。ロックダウンは自分にとてもパーソナルな影響を与えた・・・自分で何かを探さなければいけないという気持ちにさせた」そう彼は語る。
そうして彼は、ワイマールにある自分のアパートで、1台のピアノとともに『FLUR』の制作に取り掛かったのであった。

■ そうして完成した『FLUR』は、彼が自宅で作曲・演奏・レコーディングしたソロ・ピアノ・アルバムである。今作に収録されている曲は、”作曲“されたというより、”アイディアが湧き出るのを待ちながら“、”あふれ出てきたものを捉えた“作品であるという。「自分の中で、表現されたいというものがあった。自分の中は空っぽになっていたと思っていたが、実は外に出たいと思っていたものが、たくさんあったんだ」彼はそうコメントする。自宅でピアノ1台だけという制限の中で制作された『FLUR』だが、アルバムには開放的な空気が漂っている。収録されている楽曲は、構成を保ちながらも即興性があり、高揚感をもたらしながらも、メランコリックである。そして聴き手に作品の解釈を押し付けるのではなく、自分自身で新たな答えを見出せる余地を与えている。Martin曰く、それこそが彼が『FLUR』で目指していたものだという。
「自分にとって疑いを持つこと、自分の言いたいことが完全に分からないことは重要なことなんだ。ある日理解したかと思えば、次の日には分からなくなる」そうMartinは語る。「これはコントラストについての作品だ――光と影の間にあるもの、それが大事なんだ」


同時発売情報
●上記アルバムのLP盤も同時発売(0190295180744 )




YouTube
https://www.youtube.com/user/martinkohlstedt