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HAKON KORNSTAD / SYMPHONIES IN MY HEAD

2012-03-06 | Rock&Pops
<発売日>2/20

<番号(JAN)>0602527939247

<情報>

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<内容>
■ノルウェー出身の俊英サックス奏者 Hakon Kornstad 待望の3rdアルバムが登場!その超絶技巧を駆使したインプロヴィゼーション、マルチフォニックスをはじめとする拡張技法、大胆なサンプリング技術を用いた多重演奏、そしてミニマルなエレクトロニック・サウンドを融合させ、ストイックな独自のフリー・フォーム・サウンドを確立した奇才中の奇才。10代の頃から天才サックス奏者として注目され、ノルウェー・ジャズ界の有望な若手が結集したグループ Atomic での活動を経て、アコースティック・ユニットKornstad Trio やエレクトロニック・グループWibutee、そしてソロとしても活躍中。

「僕が『Dwell Time』(2009年2nd) を作った時、教会で2日間でレコーディングしたんだ。その後ミックスに数週間かけて、アルバムを作った。そしてその後ヨーロッパ、アメリカ、日本までツアーしていろんな場所に行くことができた。今回のアルバムはその過程で頭に浮かんだアイデアをベースに制作した作品なんだ。」(Kornstad)「アルバム・タイトル『SYMPHONIES IN MY HEAD』が表現していること、それは、僕が常に考えているのは“良いインプロヴィゼーション”だってこと。自分の中で音楽を自由に解き放つ時、それは脊髄から生まれたと言ってもいい、本能的なものだよね。実は当初は前作と全く同じ手法でこのアルバムを作ろうと決めてたんだけど、実際に始めてみたら、今回はほとんど交響楽的(Symphonic)な音楽になってしまったんだ。僕の頭の中でなってた音楽がこれ、ってことだよ」(Kornstad)

冒頭の2曲「Pearlfisher」と「Damascus」は、パーカッシヴェなドライヴ感とハーモニックな美しさをたたえつつ、とどまることを知らぬサックス奏法の進歩と創造性に富んだ想像力を見せつける。続く「Sansula」は、セレステ(楽器:黒鍵と白鍵が逆のピアノ)とフルートネット(楽器:サックスの増すピースをフルートにつけたもの)のループにより、氷上の蛇使いのようなイメージを醸し出している。「ABA」は雄大でいながらどこかセピア色のイメージ。Kornstad のテナー・サックスのループが重なり、ポリフォニックな万華鏡サウンドで聴く者を酔わせる。「Aire」は一転してストレートなタッチながら、繊細な構成でタペストリーを編んでいくような作風。それぞれの音がまるでオーケストラのように複雑に互いを補いながら進んでいく。「Mandel」ではKornstad 生来のインプロヴィゼーションが追求され、バランスを取ることを意識的に避けながら、ミニマルなサウンドを目指した。「Flutter」ではフルートがフォーキーな雰囲気を生み出す一方で、過去の2作とは全く違うアプローチのサックスの演奏が展開されている。そしてラストの「Plystre」では、穏やかで澄み切ったミニマル・サウンドが展開され、いつまでもリスナーの心に残るエンディングとなっている。本作では全ての楽器を自ら演奏。