女子のホンゴシ2

yaplog!でブログをしていた、「女子のホンゴシ」の続きです。日常ブログです。

哲学メルヘン

2011-05-08 15:36:03 | 読書メモ
ソフィーの世界のような(懐かしい)、ジャンルしては少々古いが、新しいような。
そんな本を読みました。

「奇跡が起こる遊園地 ~人生のゴールデンチケット~」

40日間行方不明だった婚約者が見つかり、生死の境をさまよう彼女から、託された1通の古い封筒。
彼女はそれをもって、ある場所へ行ってほしいと言う・・・。

気になる話。

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「子供には2つのタイプがいるんだ」

スクワートは、まるでこのことに初めて気づいたのは自分だとでもいうように、もったいぶってあごをなでた。

「くるくる回る子(スピナー)とボートを走らせる子(セイラー)だ。 (中略)
 セイラーは自分の望んでることをはっきり口に出すんだ。(中略)俺が笛をふくと、セイラーたちはきまって
 出発地点の反対側にいて、満足げにボートから飛び降りてくる。望んだものを手に入れたからだ。
 目的は果たしていたし、その上ほかのボートとぶつけ合って楽しんでいたしね」

スクワートはしゃべるのをやめ、プールを見回した。そして、くるくる回っている幼い少年を指差した。

「あれがスピナーだ。スピナーは・・そう、実際のところ、最初はセイラーと同じように、広い水面に出ていきたい
 と思っている。だが、みんんが動き出すとすぐに、プールにはたくさんの子供たちがいることに気付く。
 そして、自分に行きたい方向へ舵を取るのは難しいと悟り、スピナー特有の行動をとる。
 (中略)それでも、何回かほかのボートとぶつかるだろう。結局、自分の本来の目的のほかの子供の目的にも
 まったく役に立たないことをしているんだ。しかも、そのことに気付きもしない。
 俺が笛を吹くと、最後にあがってくるのはスピナーだ。たいては期待はずれだったという顔してね」

~~~

保育園でのうちの子供達・・・
ある意味、一人はセイラー(人の持っているものを、かして~と、欲しがる)で
一人は若干スピナー気味(一人で、みなの邪魔になりないところで、ずーっと車を片手に走らせている)
でした。

うううううむ。


暴力はいけないが、やりたいことをやってほしいね・・。


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