女子のホンゴシ2

yaplog!でブログをしていた、「女子のホンゴシ」の続きです。日常ブログです。

読書の秋

2010-11-13 08:43:29 | 読書メモ
「ローマ人の物語」シリーズを読んでます。 著者は塩野七生。

単行本ではなく、文庫本版の方を通勤の合間に読んでるのですが
面白い!!

「ローマ人の物語1・2 ローマは一日して成らず」

「ローマ人の物語3・4・5 ハンニバル戦記」
第1次、第2次、第3次ポエニ戦役の話。
ローマに肩入れして読んでいる私にとっては、ハンニバルが戦いに勝利し続けている箇所を読んでいる
ときは、にっくきハンニバル!と思っていましたが・・

本国カルタゴにはあてにならない&戦争終結後、平和になった途端、非難され・・・
「自分は戦場でしか生き方を知らない」と29歳からずうっと対ローマ戦で健闘していた彼が
最期は、ローマの追ってがきたのを悟り、亡命先で毒を飲んで自害をしたところで・・・

物悲しいけれど、偉大なる戦将に、「天晴」と・・・ハンニバルに念じました・・・。

戦争は勝者と敗者がいるだけで、正義や悪はない。
確かにその通り。

戦争なんてしないでこしたことはないのだけど、
守るべきことが増えるとせざるを得なかったり、嫉妬から始まったりするのですね。

回避したいなら、外交で。
始まってしまい被害を食い止めたいなら、講和で。
負けがほぼ確定ならば、降伏で。

なるべく、全滅は避けたいです・・・。

でも、滅亡は避けられなかったカルタゴは気の毒だった。何度も回避しようとしたのにね・・・。
当時の古代ギリシア人(特定の都市国家ですけど)の自分勝手さにはあきれました。



それにしても。

古代ローマ、紀元前500年~150年までくらいの話でしたが

戦争があるたびに、数万単位で両国戦死者が出ています。
現代の方が人口が多いのに、古代であると、もっと・・一気に人口が減ったのでしょうね。

文中にあった

【愉しき寄り道】
・・・もしもアレクサンダー大王が、東方に攻め入らずに、
西に向かっていたらどうなっていたか・・・

私もローマが勝利していたのではないかと思います。