jojony HULA sisters

フラダンスのお教室です。
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ハワイ語でCOUNTING

2011年08月27日 | ○ハワイ語について
本棚を整理していたら、かわいい「KEIKI COUNTING 123」という
子ども用の数のお勉強の絵本が出てきました。

数えられるつもりで、実は「4」までしか数えられないハワイの数…。
ここで、せめて「10」まで数えられるようにしようかな…。
せめて「6」まで…。

というのも、ハワイの数は、いろんなところに登場します。
たとえば、曜日。月曜日から土曜日まで、「1」から「6」の数字が入っています。

では、まずは数字の1から10までを確認してみます。
1:kahi カヒ 'ekahi エカヒ
2:lua  ルア 'elua エルア
3:kolu コル 'ekolu エコル
4:ha  ハー 'ha   エハ
5:lima リマ 'elima エリマ
6:ono オノ 'eono  エオノ
7:hiku  ヒク 'ehiku エヒク
8:walu ヴァル 'ewalu エヴァル
9:iwa  イヴァ 'eiwa エイヴァ
10:umi  ウミ  …umiには、Eがつきません。

このように、ハワイ語の数字には、「'e」を前につけない数え方と
つける数え方があります。

Eをつけないほうは、「1、2、3…」と数として使い、
Eをつけるほうは、「ひとつ、ふたつ、みっつ…」というニュアンスでしょうか…。
「○番目」と限定している、とは言えないようです。
ただ、万能に使えるのは、Eをつけるほうだそうです。

そして、曜日です。
……毎度、すみません。オキナを省略、カハコーは逆になっています
月曜日:po'akahi
火曜日:po'alua
水曜日:po'akolu
木曜日:po'aha
金曜日:po'alima
土曜日:po'aono
日曜日:lapule

月曜日から土曜日までは、po(夜)が頭について、
「e」が「a」に変わって、数字の1から6が曜日ごとに続きます。
「po」とは、「夜」。
月曜日は第一の夜、火曜日は第二の夜、水曜日は第三の夜となります。
そして、日曜日の「la」は「太陽」、「pule」は「祈り」です。

この曜日という概念は、キリスト教の宣教師たちがやってきて、
ハワイに伝えたとされています。
なので、夜があけた日曜日、教会にいって祈ろうと曜日をきっかけに布教をしたそうです。

ちなみに、ハワイ創世記の「クムリポ」でも、暗闇「夜」が明けて世界が誕生します。
また、創世神話でも、空の神「ワーケア」と大地の女神「パパ」が結婚して、
あまりに愛し合っていたため、抱き合って夜ばかりだったので、
子どもたちが二人の間に分け入って、隙間を作って昼を作ったとも言われています。
ハワイアンにとって、「夜から明ける」ことが、何かの始まりという考え方だったのかもしれません。

となると、キリスト教の宣教師たちは、こうしたハワイアンの古くからの考え方を
うまく利用して、布教につなげたということになりますね…。
「長い夜が明けたら、さぁ教会に行こう!」
ハワイアンの古い考え方は夜? キリスト教が昼?
ハワイの文化をかじりたい身としては、ちょっと複雑な思いがします…。
でも、これも文化の経緯・流れなんですね…。



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