東大阪市加納 日蓮宗 妙政寺のブログ〜河内國妙見大菩薩、安立行菩薩、七面大天女、鬼子母神を祀るお寺!

HPからブログに移行し、ちょっと明るい雰囲気です。仏事、納骨、永代供養のご相談、どうぞお申し出ください。

ポスターとチラシ作成

2020-04-29 23:11:39 | 日蓮宗関係

人􏰀􏰁􏰂􏰃􏰄􏰅􏰆􏰇􏰈􏰉􏰄􏰊􏰂􏰋のふるまいにてそうらいけるぞ
〜わたしはあなたにうつしません〜
今、コロナウイルス感染症による社会不安が増大しています。
昨日の打算、今日の妥協が、明日を、未来を食いつぶしていきます。
今日のわたしたちは、昨日のわたしたちの行動です。明日のわたしたちは、 今日のわたしたちの行動です。
明日のため、未来のため、わたしたちが出来ること。
それは「うつさない」 こと。
正しく恐れ、冷静に対応し、慎んだ行動をとりましょう。
わたしはあなたを信じます。

日蓮宗 香雲山 妙政寺
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今こそ

2020-04-26 21:41:53 | 日蓮宗関係
 まずもって新型コロナウイルスとの戦いの現場において命がけで働き続けて下さっている医療従事者の皆様に心からの感謝と敬意を表します。
同じく、警察、消防、銀行業務、郵便事業、宅配業他スーパーや薬局など生活インフラに関わる「休むにも休めない」数々のお仕事の方々、まことにありがとうございます。ありがとうございます。



日本の宗教界一致団結してとか、仏教界がひとつになってということも、このコロナウイルス感染症に向かう姿勢として、宜しいかと思います。
しかし、日蓮宗としてこのコロナウイルス感染防止の啓蒙だけでなく、社会不安に対する発信をしていくべきです。「畜生界の反乱」で社会の、みんなの、こころが荒んでいきそうです。
今こそです。
簡単な言葉が伝わります。
すでに発信を始めた宗務所もあります。
教区教化交流センター、管区教化センター、日蓮宗新聞社教区連絡協議会、ネット会議や様々な方法を探りながら、今こそ叡智の連携をお願いします。
わたしも考えます。

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うつさない、ということ

2020-04-10 14:24:50 | 日蓮宗関係
日蓮宗では「我深敬汝等 不敢軽慢 所以者何 汝等皆行菩薩道 當得作佛」という不軽菩薩品第20にある24文字の経文を菩薩行の根本精神として檀信徒及び未信徒に説いております。

今般の新型コロナウイルス感染症は、コロナウイルスへの感染はもちろんですが、それ以上に社会混乱が問題になって来ています。

日蓮宗前伝道部長・静岡県下田市了仙寺住職の松井大英上人が以下の記事をご自身のフェースブックで発信なさいました。
シェアを希望されましたので、こちらにも転載させていただきます。




#わたしは あなたにうつしません

最近、テレビを見るたびに暗くなる、落ち込む、何かをやろうとする気がなくなる、まるでテレビにやる気を吸い取られているような気がします。コロナウィルスの感染拡大が連日、テレビや新聞その他のメディアで報道されていますが、そこには負の連鎖があふれています。「またまた感染者が見つかりました!」と不安をあおります。次に「政府は何もしてくれない」「行政は何をしている」と不満をぶつけ、最後に「まったく信じられません」と不信を植え付け、それで終わりです。今、密閉空間・人の密集・密接な会話の三つの「密」を避けることが勧められていますが、報道では不安・不満・不信の三つの「不」が回っています。その中で人々は何をしたらよいか迷っています。報道の人たちも一所懸命に情報を伝えようとしているのですが、自分たちが人々の迷いの原因になっていることに気が付いていません。
ウィルス感染予防に対して、専門家は「他人に移さないこと」を重要視していますが、報道では、「自分が感染しないこと」に重点が置かれています。これがうまく機能せず、街では「私は若いから感染しても大丈夫」「私は健康だから、多分感染していない」と主張して、避けなければならない三つの「密」を繰り返しています。しかし、コロナウィルスは症状が出ない人もいるため、健康な人でも感染しているかもしれません。感染しても健康な人は大丈夫かもしれませんが、その人からウィルスを移された人は、命を落とすかもしれません。健康な人ほど、自分が人に移すことを考えていません。
仏教には菩薩と呼ばれる人たちがいます。その人たちは仏になるために修行をします。その行は、「人の為に行動すること」です。仏教では人の為に働き、自己中心的な考えを除くことが、心の平安につながると考えられています。そして今、人の為になることは何か。ウィルスを人に移さないことです。専門家が予防策として提唱する「ウィルスを人に移さない行為」が菩薩の修行なのです。
人間、我慢することを押し付けられると、ストレスを感じます。そして疲れて、我慢することに耐えきれなくなります。「少し我慢することを休もう」3月連休に見られた自粛疲れからの大人数の外出です。菩薩の修行をすることは、我慢ではありません。自分を楽にしていく行動です。人間、人の為に何かしている時、その人たちの笑顔を思う時、楽しくなってきます。外国の貧困地域で医療を提供している医療関係者の団体があります。参加する医師・看護師の人たちは、渡航費や滞在費は自分で払うそうです。でもその人たちの顔は笑顔であふれ、楽しそうです。菩薩の修行はつらいものではなく、楽しいものなのです。「人に移さないようにするために、自分には何ができるかな。」考えることで楽しくなってきます。
菩薩はまた、遭う人ごとに他人の為に働くことを勧め、それを信じます。「私は皆さんを信じています。ウィルスを他人に移さないことをみんなでやりませんか。」すべての人、政府・行政だけでなく、民間でがんばっている事業者の人たち、小さな飲食店を経営している人も「どうやったら、ウィルスが人に移らないことができるか」を各々の立場で、できることを考え、それを実行する努力をする。「私の会社では、マスクをしないで話したら、罰金100円です。」「うちの店は食べる時、無言でいてもらいます。最後まで無言でいたら、10%割引です。」みんながアイデアを出し合い、みんながみんなを認め合い、ウィルスに立ち向かう。その明るく、前向きな姿勢が、人々を同じ方向に向け、お互いを信じあうことが、不安を消し去り、他人への怒りを鎮めていきます。
みんなが、それぞれの立場でできることを考え、その情報交換をしませんか。商売ができなくなって困っている人に、アイデアを出して助け合いませんか。私は皆さんを信じます。
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新型コロナウイルス感染症に関する当山の対応

2020-04-06 16:48:39 | 妙政寺の年中行事
COVID-19新型コロナウイルス感染症への対応と見解
合掌
日本において初めて新型コロナウイルスの感染者が出たのは今年の1月15日です。以来、今日に至るまでの経緯は皆様も報道等でご承知の通りです。
当山におきましても感染予防のため、年中行事では「3密」を避けるよう、またそれ以上の努力をしております。不特定の参拝が見込まれる「花祭り」は今年の開催を中止いたしました。永代法要についても春季彼岸法要と同じ対応をさせていただきます。
また、今後早期の収束が望めないと考えておりますので、5月6月の信行会も中止とさせていただきます。






さて感染者が増加傾向を見せ始めた2月の末から3月上旬にかけてトイレットペーパーの買い占めという事態が生じました。冷静になればトイレットペーパーはほぼ国産なので不足することはないのです。でも一度パニック状態になると一方向に怒涛の勢いで流れてしまいます。それと同時に「奪い合えば足らなくなり、譲り合えば余ってくる」という言葉がSNSを中心に流れました。この言葉にはかなり深い意味があります。と申しますのも、環境は心を映し出す鏡と言えるからです。
奪い合い=貪り=餓鬼界です。譲り合い=施し=菩薩界です。法華経では十界互具と言います。貪りの餓鬼に慈悲の菩薩が対応するのです。ウイルスは畜生界ですので、「愚かさ」を言います。対応するものは理性だということです。
次に住職が予想する新型コロナウイルス感染症の今後のシナリオです。
検査は偽陰性・偽陽性のいずれもあるので不確定的な要素も含まれて来ますよね。難しいですなぁ。
結局「頑張って医療崩壊が起きない程度にピークを2~3年後まで遅らせたが、全世界に広がりすぎて根絶には失敗する。そして、COVID-19は5番目のヒト感染性コロナウイルスとして散発的に流行を繰り返しながら定着し、(一生のうち小児期に複数回感染して免疫を獲得するタイプの)普通の風邪として人類と共存する」というシナリオになりそうな。あ、あくまで人の理性を信じているということですよ。
 なんとか理性的な行動、さらに高い道徳的、倫理的な行動をお願いします。「こんな時期になんてことしてんだよ!」と批判される行動をとる人はまさに畜生界に引っ張られているのです。
日蓮大聖人は「一代の肝心は法華経。法華経の修行の肝心は不軽品にて候ぞ。不軽菩薩の人を敬いしはいかなることぞ。教主釈尊の出世の本懐は人の振る舞いにて候いけるぞ。あなかしこ、あなかしこ。賢きをば人といい、はかなきをば畜という」とおっしゃられていますから。


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