jogo式Canoe Life

海抜0mから標高3776mを目指して(2)



 山肌に風があたるとファーと水蒸気が霧になる。そしてモクモクと雲が出来る。上昇気流があるところには小型の積乱雲がどんどん発生する。普段見れない気象現象が目の前でどんどん展開されて、興奮だ。

 実際、天気は安定せず、風が吹いたり晴れたり雨が降ったり。装備の貧弱な人は途中下山を開始していた。頂上から下ってくる人の情報では、あまり天気はよくないらしい。僕は登山専用の装備やウエアは持ってないけど、普段から使用して信頼しているアウトドアメーカーの道具を中心に装備をそろえたのが良かった。これらが悪天から僕の身体と体力を守ってくれた。カヌーを始めたころ、道具を適当にそろえ、安価なものや代用品でしのいでいました。そのため、本当のピンチや道具の性能が事柄を左右するようなシリアスな場面で痛い想いをたくさんしました。道具ってとても大切と理解した今は、特に値段では妥協しないようにしています。いいものは買う、そろえる。その姿勢が今回バッチリ当たりました。

 いつも同じことはしない、新しいアイデア、行動をたえず試す、というのもモットーとしています。今回、おにぎり以外の食料は山小屋で買う、水分もしかり。そうすることでザックの重さを最小限に、そして山の経済に貢献。もう一つは排泄物は全部持ち帰る(ピスボトル持参)。こんなことが可能か、試してみたかった。また、ノルディックウオーキング用のポールを使ってみた。町歩きや裏山歩きの道具が日本一の山で通用するのか?、これもその結果を知りたかった。

 結果は良好でした。山小屋では、清涼飲料水、コーヒー、そしてカップラーメンを買いました。全部で3000円ぐらい使ったかな?、山の経済に貢献しました。ピスボトルも成功。霧が濃かったの、雲隠れしながら実行。2回で合計400mlの小便がでました。量や濃さを見て体調や脱水状況を知る情報がとれました。ポールも良かったです。下りの後半、特に最後の足場の悪い岩場地帯、地面が雨で濡れて滑りやすい時に力になってくれた。また全体を通しても僕の足腰にかかる負担をグッと軽減してくれた。次回から必須の道具になりそうです。

気になった時は風の中に出なければならない。  糸井重里
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