ワラサ群れ来襲の報を聞きつけ、今日はTさん、シノさんがやってきた。しかし、残念。群れは去り、残り香さえない状態。やや中だるみ感が漂う頃、Tさんの魚探がピーピー音を発しはじめた。僕は種々の情報、自分が感じている魚の陰から、今存在している層、ベストマッチの仕掛けを選び出しシカトロ開始。
すると、メタ級クッションのカラビナがカタカタと音を立てはじめた。何か掛かったぞ!。手繰る糸から伝わる情報は、昨日のワラサの引きより素直で軽い。何が上がってくるのかな?と思っていると、意外にイージーに顔を出したのは・・、ランカーシーバス。82cmありました。親子3人で食べるには量が多すぎるな。どなたかにお裾分けしよう。
お昼からスズキの刺身、胸鰭周りの塩焼きをいただきました。釣った以上、美味しく、そして食べれる場所はすべて食べる。これ、シカトロの基本的な考え方で、大切にされている哲学です。ゲームフィッシングはしない、十分量釣ったら竿を収める(納竿=のうかん、と言います)。これはシカトロを創始したT師匠にならったスタイルです。さらに最近始まったのが「お裾分け」スタイル。釣れる釣れないはどうしても差がでたり、運の善し悪しがあります。そのギャップを埋めるべく、運良く釣ったら、仲間に分ける。原始狩猟時代はこれで生活が成り立っていたと思う。穫った物をシェアする、分け合う。特に少ない物は分け合う。新しい考え方ですが、広まるかな?(笑)。
経済のことをよく分からないと済ませてしまうのは安易過ぎます。 トマス・ピケ
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