jogo式Canoe Life

大島へ Day2(終)


 猛烈な東流を越え、潮目に到着。サンサンと降り注ぐ日の下で、キターーー、「プシュー、シュッ、シューー」。蒸気機関車の煙突から上がるような煙が海面から上がっています。そして黒い巨体がゾゾゾー、と海面からせり出してきました。クジラです。
 すかさず、シカトロの道具を海面下に投入。これを釣り上げたら、今シーズンのシカトロチャンピオンになるのは確実です。釣れたらどうやって持って帰ろうか、真剣に悩みました。クジラの動きは右へ左へ、前へ後ろへ、まるでダンスを踊っているよう。美しい動き。僕と遊んでくれてるようです。
 潮目の中でガラス浮き玉(大型)を見つけました。こちらもどうやって持った帰ろうか真剣に悩みました。

 黒潮は本当に豊かだ。そしてその中を漕ぐのは最高に楽しい。僕のフィールドの目の前に、こんなことが出来る環境があるなんて、ちょっと沖に行っただけで、全く違う、そして知らない世界が広がってるなんて。少しだけ視点を変えたり、漕ぎ方を変えるだけで、正解は180度変わるんだなあと思う次第。

 16:00、逗子到着。海岸でクラブメンバーのハラサチさんに会う。「何か釣れましたか~」と聞かれる。これからシカトロで海に出るらしい。道で波男さんのお母様にもすれ違い「魚はいましたか?」と聞かれたので、「クジラを見ました」というとすごく驚かれた。海もカヤックもお魚も生活の中の日常。そんな生き方も悪くないでしょう?。

番いい場所に行って、一番いいときに撮っちゃおう、それが一番いい写真家。  篠山紀信
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