jogo式Canoe Life

相模湾横断


 am4:00、逗子カヌークラブ艇庫に一人、二人と男どもが集まってきます。皆、それぞれの思い、期待を抱いてることでしょう。
 逗子から真鶴半島を目指します。このコースは僕が、シーカヤックに本格的に取り組み始めた最初の遠征、「Go west(逗子→九州大分)」の第一日目のコースです。あれから6年、一人逗子海岸から旅立ちましたが、今回は6人のチーム(漕ぎ手5名、陸上サポート1名)で挑みます。
 
 7月31日、季節はずれの北東風、中止か決行か、判断の難しいところですが、迷いなくGoと決断しました。決断した理由はこの5人のメンバー中、3名はすでに相模湾横断者で、一回の経験でなく複数回、多いものは11回目であったこと。サポートカーが随行してくれること。そして何より、今回の横断は、目標ではなく通過点で、今後の各々のやりたいこと、目標を考えると、シーカヤックが不得意とする、斜め後ろ風、追い風、しかも10m近い風をオープンウーターで経験しておく必要があったこと。そのためのまたとない機会になると確信していたからです。

 沿岸とオープンウオーターのパドリングは別物です。使うスキル、メンタリティーは別格で、これはやった人しか分からない、見えない世界です。今回のメンバーのみんはそれぞれ、感じた世界、気が付いた世界をつかんで前進してもらいたいものです。

 
 今回ぐらいの風ですが、遠征の中では「普通」です。沖に行くと、このくらいの風はいつも吹いています。ですから、この中でカヤックと自分をコントロールすることに慣れなければいけません。いかなる方向の風の中でも、しっかりと前進できること。カヤックのエンジンは自分だけ。エンジンの性能を上げ、信頼すること。信じる力は意外に大切かもしれません。
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