jogo式Canoe Life

僕が知っていること、分かったこと

 海っぺりで生活するようになって14年になります。なぜこのような生活を始めたかというと、海を理解するにはそれが必要と思ったから。
 海にどっぷりつかって分かったこと。海への理解は深まったけど、いくら頑張っても「分からない」ところがあって、「分からないところ」があることが分かったこと。これが一番の収穫でした。例えば海況について90%は分かります。ほとんどが物理現象ですから。ですが、最後の10%の部分はどうにも分からない。でもどこが分からない部分かはっきり分かる。この10%の部分が致命傷にならないように計画を立てたり、行動すればよし。
 カヤッキングにおける問題やトラブルは、海や自然が原因なのではなく、カヤッカー自身が起こす。カヤッカーは人間。カヤッキングをするにあたって自然をを理解するより、人間を理解する方が重要。人間とは?、それは他人でなくまぎれもない自分自身。己を知る。最も理解しなければけないのは己だけど理解できていないのが己、と禅語のような話。カヤッキングは「人に始まり人に終わる」とその本質に気付くのに14年もかかってしまった嘘の様な本当の話。そして、これは分かる人にはわかるけど、分からない人には全く分からない話。

耐、判断力、勇気、運、どれが一つ欠けても生存は難しかった。  川名浩一
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