jogo式Canoe Life

Shikoku Expedition Day2



 いや、驚いた。各地で多くのシーカヤッカーに会った。キャンプ地を訪れてくれる人もいれば、海上でシーカヤックで待ってくれてくれる人もいた。しかし坂出のNさんは、マイ漁船で追いかけてきてくれた。しかもド派手なヤポネシヤ号で。。
 シーカヤックが高じて、漁船を買ってしまった、家の前に漁港に置いてます、と豪快そのもの。夜にキャンプ地で再会して、お酒とアナゴの白焼きをご馳走になった。瀬戸内海についてや、海の将来について砂浜に座り語り合った。気持ちのいい風が吹いていた。別れ際に、一本のペットボトルをもらった。「フクレア号の水です」と。
 今年の夏、ハワイから一隻のカヌーが日本にやって来た。スターナビゲーションといわれる、近代ナビゲーションの道具を一切使わず、星や風、うねりや海流から自分の位置を知り、航海すると言う古代航法のみで日本までたどり着いた。ホクレア号は長く四国にとどまっていたのだが、この時、四国のローカルがクルーをお接待。別れ際にこの水をクルーから受け取ったそうだ。ホクレア号はハワイをたつ時、禊の儀式を行い、決まったある場所の湧き水を汲み、それを航海に持参する。そして寄港地の湧き水を継ぎ足し、合わせ水をしながら、使っているという。いわばホクレアスピリッツの詰まった水を託されたのだ。そして、Nさんは四国の湧き水を継ぎ足しながら、この水を大切にキープしていた。そしてその水を分けてくれたのだ。
 ホクレアの水は、今、ここ逗子の僕の家の冷蔵庫のなかで、冷たく冷やされている。特別な人が来たときや、遠征の前にこの水を飲むことにしよう。
 

コメント一覧

jogo
はい。ホクレア水、今後、どうやって使おうかなと考え中です。
クマクマ
今治で、あえなくて残念でした@@

ホクレアの水おいしそうですね~^^

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