jogo式Canoe Life

シーカヤッカーという生物

 少し前に逗子カヌークラブとリーダーシップについて書いたところ、友人からメールをもらい、あらためて考えるところがありました。
 本質的な話しなので、ちょっとオブラートをかぶして書きます。シーカヤッカーは愛すべき人たちです。スタイルがあって、自分の考えに忠実です。孤独を好み、群れるのを嫌い、平等を愛します。人間関係もクールでさらりとしてる。管理するのもされるのも大っ嫌い。ソクラテスのように思索的で、スポーツマンと言うより反骨の哲学者。これらは、いいところです。
 反面、これらが裏目に出る時が見受けられます。リーダーをリーダーと思わない。グループで漕ぐ時にリーダーが決まっていない。トップを行く人が前しか見ないで、後ろのメンバーを確認しない。安全管理自体が存在しない。
 逗子カヌークラブは、2002年ごろに作ったのですが、初期にこの壁にぶち当たりました。僕はファルトツーリングとサーフカヤックをやっていたのですが、シーカヤック出身のサーフカヤッカーと意見があわず悶絶しました。シーカヤックが原点でないカヤッカーとはすごく話しが分かり合えるのだけど、シーカヤッカーだけはダメだった。安全に対する根本的な考え方が合わず、そういう人は全員クラブから出てもらった。そして、クラブ員は僕を含め2名に。これが現在の逗子カヌークラブの原点だと持ってます。そして、この時期に形成した考え方が現在のクラブの背骨になってます。
 シーカヤッカーという人間の理解が出来なかった。それが初期の僕の失敗で、そこから多くを学びました。理解した部分もあるけど、受け入れることが出来ないところもいまだあります。リスクに背を向ける人は、僕は行動をともにしません。怖くてできないのです。
 海を読むより、人間を読む方が難しいけど大切。目を大きく開けて、よく観察。まず最初の10分が重要。これで、一緒に海を越えて行く事のできる人かわかります。次回からやってみてください。そして、もう1つ。納得のいかな人とは漕がない。連れて行ってはいけない。これも重要なことです。

える時は水に浮かぶといい。  ホーボージュン 
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