フォワードストロークについてのドライレクチャーを行いました。シーカヤックのフォワードストロークは奥深く、そして難しい。なぜなら答えがないからです。いや、答えはあります。「100人いれば100通りのフォワードストロークがある」、これはかのジョン・ダウドさんの言ですが、これが最も言い得ているものだと思っています。
そもそもなんのために漕いでいるのか、黒潮の中を漕ぎ抜けるパドラーと、早朝3時間だけ釣りのために漕ぐパドラーが同じ漕ぎ方をするはずがありません。それぞれ自分に合ったフォワードストロークをすればよし。
僕は恐らく三浦半島から伊豆大島へ渡るために編み出したやり方を自分のフォワードストロークとしています。それは24時間、100kmを連続で漕ぎ続けられるやり方でした。三浦半島から大島に渡る場合直線で60km。ですが、黒潮の分流があり、阻まれたたそれを横切ったり、すっぽ抜けたら違う目標へ漕ぎ帰る必要が出てきます。そうすると連続100km漕げないといけない。実際に何度も連続100km漕ぐ練習をして、その中から編み出したものです。そんな話をしてみました。
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