夜は雨、風強い。タープの下で寝たけど、このタープ、もうシームは剥がれ、防水加工も劣化して雨漏り。そんな中でもすやすや眠る。しかし、朝3時に起きると寝袋は雨水を含み、服まで濡らしてしまった。吐く息は白い。体が小刻みに震える。このままでていたら低体温症になってしまう。
暖を取るために焚き火を起こす。薪は水を含み、普通のやり方では火が起きない。小さな火を起こし、その火でもう少し大きな木の水分を蒸発させて飛ばす。これを繰り返し、やっと火が起きた。30分はかかったてしまったけど、火が起こせないとやばい状況だったので、ちょっとホッとした。変わらず雨はザーザー降っていたけど、雨の中でも火を起こす。ちょっと普段の焚き火と違って緊張感があったけど、それもいいのだ。
地震のこととか話しているけど、そういう事が起こらないと本当に生きてるってことを考えない。養老孟司