アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Everwood 4-8 "So Long, Farewell..."

2006年03月27日 | TV: Everwood
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2005年11月17日】ジェイクが親友のクリフとともに自転車で山下りをする計画を立てていたが、あてにしていたコースが一時的に閉鎖されてしまう。クリフは「来週に延期しよう」と提案するが、ジェイクは「明日じゃなければ休みが取れないんだ」と譲らない。

エイミーが大学のキャンパスでリードにバッタリ会う。リードはいつも通り忙しそうだ。エイミーは「あなたとあたしがカジュアルな関係で行くっていうのは良いんだけど、その話をしてから、カジュアルも何も、一度もデートしてないじゃない?あたしともう付き合いたくないっていうのなら仕方ないけど…」と率直に尋ねる。エイミーは怒っているわけではなく、当惑しているのだ。リードは最初のうちは口ごもるが、ついに心を決め、「君とデートしたいのは山々なんだけど、ボクはどうやら、自分で思ってたほど頭が良くないらしい。勉強が大変で、デートと両立するのは到底無理だって悟ったんだよ」と説明する。

ハンナがミネソタ州に帰る日が迫り、ブライトは沈んでいた。かつてプレイボーイだったブライトにとって、初めてのまともな恋愛相手であるハンナと別れるのは辛い。しかも、突然のことである。

エイミーもやはり、ハンナのことで思い悩んでいた。エイミーはエフラムに「ハンナはあたしの1番の友だち…いいえ、たった1人の親友なの。それがいなくなっちゃうなんて…」と、悲しみを打ち明ける。また、リードとも上手く行ってないという。エイミーはエフラムの肩に頭をあずける。エイミーはエフラムも「友だち」だと思ってるのだが、ハンナとは異なる位置にある「友だち」で、だからといって、「ボーイフレンド」ではない。

エフラムはハンナを訪れる。ハンナは「あなたがフラっとやって来るなんて珍しいわね」とからかう。エフラムは「実は君を引き止めに来たんだ。エイミーは君に『行かないで』とは決して言わないけど、見かけ以上に思い悩んでるんだよ」と説明する。ハンナは「あたしはミネソタでの現実から逃れるためにエヴァーウッドに来たの。でも、今は母があたしを必要としてるのよ」と答え、そして、「あなた、今でもエイミーを愛してるのね」と指摘する。エフラムはそれには答えない…いや、答えられない。

ジェイクがマウンテン・バイクの装備を整えていると、ニーナが「やっと休みが取れたと思ったら、どうして、そんな危ない事をしに出かけないといけないの?第一、休みを取ったなんて知らなかったわ」と不平を言う。働いてばかりのジェイクに「たまには休みを取りなさい」と言い続けてたのはニーナ自身だったが、その貴重な休みの日を「あたしと一緒に過ごしてくれないなんて」と不満なのだ。もちろん、わざわざ危険な事をしに行くジェイクのことが心配でもある。ジェイクは「大丈夫。心配することなんてないよ」と言い残して出かけて行く。

ジェイクが自転車で山下りするという話を聞いたハロルドとアンディは「自分たちも…!」と意気込み、「ワイルドでクレイジーな活動」のリストを作る。候補の中には「バンジー・ジャンピング」から「チューイング・ガムの万引き」まで、いろいろあったが、2人は結局、「危なそうな割には生存率がほぼ100%」だというスカイダイビングに挑戦することにする。

ブライトは「ハンナがいなくなっちゃうだけじゃなく、俺自身の一部も持ってかれちゃうような気がする。俺は彼女といる時の自分自身が好きなんだ。彼女がいなくなったら、俺はきっと、昔のしょーもない俺に戻っちゃうよ」と母のローズに話す。ローズは「あたしとハロルドだって長距離恋愛をしてた時期があったのよ。でも、手紙をやり取りしたり、週末に会ったりして、どうにかしたの」と明かし、ブライトを励ます。そして、「ハンナのエヴァーウッドでの最後の夜のために何か計画を立ててるの?特別なものにしてあげるのよ」とアドバイスする。

ジェイクとクリフがマウンテン・バイクを引いて山に登る。ジェイクは歩きながら、「ニーナが将来の目標とかなんとか、うるさく言うんだ」とクリフに相談する。クリフは「誰に何て思われようと関係ないよ。自分のやりたいようにやり続ければ良いんだ」と言う。ジェイクは「我が意を得たり」と喜ぶ。

ジェイクとクリフはやがて、山下りのコースに到着する。コースの両脇には赤い三角形の旗が目印に刺してあるが、急な斜面になっていて、しかも岩がゴロゴロしていて、見るからに危険だ。怖気付きそうなジェイクの気配を悟ったのか、クリフは「もう、後戻りはできないよ」と言って、先に斜面を下って行く。クリフは慣れている様子だったが、突如、前輪が何かに躓き、クリフは投げ出されてしまう。

ジェイクは即座に後を追う。クリフは頭を打って気を失っていた。ジェイクは大声で助けを求める。(携帯電話は持ってないのかな?)ジェイク自身、医者ではあるが、この状況ではきちんとした手当てはできないだろう。

ハンナがエイミーと一緒に買い物をしている。ハンナはエヴァーウッドで世話になった皆に贈り物をするつもりなのだ。エイミーがハンナに「最後の夜に何かやりたい事はある?」と尋ねる。ハンナは「やって欲しくない事ならあるわよ…サプライズ・パーティーとかね」とエイミーの胸中を見抜く。動揺するエイミーにハンナは「あたし抜きで大学のパーティーにでも行ってらっしゃいな。新しい友だちを作るのよ」と言う。

翌日。ニーナは、これからまさにスカイダイビングに出かけようとしているアンディにバッタリ会う。しきりに「自分は大学時代、向こう見ずだったんだ」という事を示そうとするアンディに対し、ニーナはクリフの事故の事を知らせ、「大学生だった頃はともかく(実は信じていない)、今は2人の子どもがいてあなたを必要としてるのよ。それに、あたしも(友だちとしての)あなたが必要なの」と説得する。アンディはスカイダイビングをキャンセルする旨をハロルドに伝える事にする。

クリフの手術が終了し、一命は取りとめたが、下半身不随になってしまっていた。

ジェイクが仕事場に遅れて着くと、多くの患者が待っていた。明らかに精神的に参っている様子のジェイクにエドナは「今日は休んだ方が良いわ」と言うが、ジェイクは「昨日休んだばっかりだから無理だ」と主張する。彼はおそらく、仕事に打ち込む事で全てを紛らわそうとしてるのだろう。あるいは「1人でも多くの患者を助ける事がせめてもの罪滅ぼしだ」とでも思ってるのだろうか?エドナは精神セラピーを受けるよう勧めるが、ジェイクは拒否する。

エドナはジェイクに「あなたが彼の命を救ったんだって正直に言うのよ。そうすれば、彼も感謝するはず」と言う。

ハンナがハロルドにカシミアのセーターを贈る。ハロルドはとても気に入るが、自分へのプレゼントが一番選びやすかったのだろう…つまり、自分には意外性がないのだと気付く。ハンナはそれをあっさりと認めるが、意外性がないというのはツマラナイという事ではなく、「いつも頼りになる、いつでも側にいてくれる」という事なのだと説明する。ハロルドはあらためて、ハンナをもう1人の娘のように愛しく思うのだった。

エイミーはハンナの助言に従い、パーティーに出かける。1人だけだと淋しいので、エフラムを連れて行く。

一方、ブライトは正装してハンナを連れ出すが、行き先は知らせない。しかも、助手席のハンナは目隠しされている。やがて車が止まると、ハンナは目隠しを外す。なんと、そこはエヴァーウッド高校だった。

ブライトはハンナを体育館に導く。風船等が綺麗に飾りつけられた体育館はまるでプロム(卒業パーティー)会場そのものだった。音楽担当のDJまで控えている。ハンナはあと半年でエヴァーウッド高校を卒業するはずだったが、ミネソタに帰ってしまえばエヴァーウッドでの卒業式やプロムにも参加できない。ブライトは「もちろん、ミネソタでのプロムにはボクが連れてってあげるけどね」と約束する。ブライトがハンナにプロム・クィーンの冠(ティアラ)を被せ、2人はチークダンスを踊る。

数時間後、ブライトがハンナを家に送り届ける。ハンナは「今夜は最高だったわ」と言いながらも、「ここで、たった今、お別れしましょう」と主張する。「長距離恋愛によって2人の心が徐々に離れて行ってしまうよりは、この完璧な瞬間を冷凍保存しておきたい」というのだ。困惑するブライトを後にし、ハンナは泣きながら家に駆け込む。(これを書いてると、涙が出てきちゃう…。)

家の中。ハンナが泣きながら2階の自分の部屋に駆け込むのを母親が見かける。

ジェイクが病院にクリフを見舞う。クリフは「今後、一生、足が使えないなんて…!」と、すっかり沈み込んでいた。クリフは「次の週末まで待てば良かった」と、悔やんでも悔やみきれない様子だ。ジェイクは罪悪感に悩まされる。クリフは「今は何もかも(感情も)麻痺させたい」とつぶやきながら、看護婦が持ってきた鎮痛剤を飲み下す。

スカイダイビングを中止して手持ち無沙汰になったハロルドとアンディが一緒に日常品の買い物をしている。アンディはハロルドに「ガムを万引きしちゃえ」とそそのかす。ハロルドは散々迷った末、ガムを1つポケットに入れる。そして、動揺するハロルドをアンディが「早く行け!早く!早く!」とせきたてる。ハロルドが慌てながら店を飛び出した後、アンディはガムの代金を支払う。

ハンナの部屋。荷造りを終えたハンナはベッドの上で泣いていた。そこに母親が入ってくる。母は「あなたがエヴァーウッドでどれだけ幸せだったのかわかったわ。あと半年、卒業するまでここにいなさい」と言う。ハンナが「ここにいたいことはいたいけど、ママにとってベストな事をしてあげたいの」と言うと、母は「あなたの幸せが私にとってベストな事なのよ。死んだお父さんもきっと賛成してくれるはずよ」と答える。ハンナは大喜びし、ブライトに電話する。

エドナにクリフの事を尋ねられたジェイクは「あなたに言われたとおり、正直に(ボクが君の命を助けたと)言ったら、感謝してました」と嘘をつく。エドナが去った後、ジェイクは戸棚から薬を取り出す。どうやら、自分で自分に処方したもののようだが…?(ジェイクが薬中毒になっちゃう!?)



【今日の一言 その1】
Ephram Brown: I've been anti-social since the womb.

【今日の一言 その2】
Dr. Jake Hartman (to Nina Feeney): Now you're starting to sound like Edna, without the gravity voice.

【今日の一言 その3】
Amy Abbott: Well, I guess I won't turn into my mother since I've already turned into my father.

【今日の一言 その4】
Hannah Rogers: Er... I got you something, kind of a goodbye-slash-thank-you.
Dr. Harold Abbott: Hanna, of course, you know that this gesture is completely unnecessary. Having you around this past year has been gift enough, in fact.


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