アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Everwood 4-7 "Pro Choice"

2006年02月08日 | TV: Everwood
今回(11/10放送)はハンナの母が初登場し、ハンナが大きな決断を下すことに…。

ニーナの家の2階にあるハンナの部屋。ハンナとブライトがキスをしていると、ニーナがノックをする。ハンナの母が訪ねて来たという。

ハンナの父がとうとう亡くなったのだった。ハンナは自分の父親の死に目に会えなかった…しかも、母が「父がもうすぐ亡くなる」と教えてくれなかったことにショックを受ける。

ハンナはエイミーとブライトに感情を吐露する。エイミーはじっと聞いてあげるが、ブライトはボーイフレンドとしてこんな時に何をどうしてあげたら良いのかわからない。

アンディ・ブラウン医師は腎臓移植を必要とする患者(ブライアン)を診ていた。娘のステイシーが「あたしの腎臓を1つあげる」と言うのだが、ブライアンは「娘の腎臓を取り上げるわけにはいかない」と頑として断る。そこで、ステイシーは父に内緒で、自分の腎臓と父の身体の相性をテストしてもらうが、自分の腎臓が1つしかない事を発見する。

エフラムがアパートに帰ると、ちょうどエイミーがリードにおやすみのキスをしているところだった。エフラムは壁にもたれ、そんな2人を見つめるが、内心はおだやかではない。

翌日、エフラムとリードはつまらない事でもめる。リードが外出すると、エフラムはブライトに「リードは1人で場所を取りすぎるから、追い出しちゃおう」と提案する。だが、ブライトは「おまえ、リードとエイミーの事を知ったから面白くないんだろう」と見抜く。エフラムはそれを否定するが…?

アボット家。ハロルドとローズがアフリカ旅行に出かけてる間、エイミーは家に1人きりだった。ローズがいないせいだろう、家の中が散らかっている。そこにブライトが現れ、「エフラムがおまえとリードが付き合ってることを知ってるよ」と教える。

Sam'sではニーナが仕事に追われていた。そこでジェイクに電話して「今日の夕食を作って」と頼む。ジェイクが「夕食を作るどころか、ボクは夕食までに帰宅できないよ」と言うと、ニーナは怒りをあらわにする。ジェイクは最近、「仕事が忙しいから」と言って帰宅が遅くなることが度々あるのだ。ニーナは不満げに電話を切る。

数分後、心が少し落ち着いたニーナはもう一度ジェイクに電話しようとするが、その時、ジェイク本人が現れる。「あら、あなた、ホントに速いわね」と感心するニーナにジェイクは一所懸命あやまる。そして、「あと2~3週間したら仕事が落ち着くと思うから、もうちょっと我慢してほしい」と懇願する。

ニーナの家。ハンナが母と話している。ハンナは「お父さんが死ぬまでの間、しばらく一緒にいさせてほしかった。どうして教えてくれなかったの?」と母を責める。だが、母は「ハンナは自分の父親の病状(パーキンソン氏病)が悪化して死んでいく姿を見たくないのだ」と思い込んでいたらしい。「だって、1年半前に『ニーナ叔母さんの家に行きなさい』って言ったのはお母さんでしょ?だから、あたしはここに来たのよ」と言うハンナに対し、母は「私はあの時、あなたに選択肢をあげたのよ。そして、あなたはここに来る事を選んだんでしょう?」と指摘する。

アンディはブライアンとステイシーに「移植可能な腎臓が見つかった」と知らせる。ステイシーは「実はね、お父さん、あたし、腎臓が1つしかないってわかったの。だから、あげたくてもあげられないのよ」と打ち明ける。

ブライアンは娘の思いやりに感動し、「おまえには双子の姉妹がいたんだよ。だけど、その子は生まれつき腎臓が無くてね。でも、おまえの腎臓を1つあげたら生きられるかもしれないというんで、悩んだんだけど、1つあげることにしたんだ。実際、その子は生き延びた…ほんの数日だったけどね」と語るのだった。だが、ステイシーは「あたしは双子だったなんて、どうして今まで黙ってたの!?」と怒り、「手術にも立ち会わない」と言うのだった。

そんな親子のやり取りをアンディは黙って見つめていた。

エフラムとリードが再び言い争いになる。リードは「君、ボクとエイミーが付き合ってるのが面白くないんだろう?」と指摘し、「もし、そうなら、ハッキリ言ってくれないか?そしたら、彼女と付き合うのをやめるよ」と言う。すると、エフラムは思わず、「じゃあ、エイミーと付き合うのをやめてくれ」と言ってしまう。

リードはそれに従うことにするが、「彼女に本当の気持ちを伝えるべきだ。そうしなきゃ、こんなの、何も意味がないよ」と付け加える。

ブライトがハンナを訪れる。ハンナは「あたし、やっぱり本当はお父さんが病んで死んでいく姿を見たくなかったのよ」と明かす…いや、自分でもようやくそう気付いたのだった。

ハンナはブライトに「神様はいると思う?」と尋ねる。ブライトは「俺には難しい事はわからないし、これでバイブルの勉強会に連れてかれちゃうと困るんだけど、神様は存在すると思う」と慎重に答える。そして、「神様が君をエヴァーウッドに来させて俺と出会わせてくれたおかげで、俺もひとに対してこういう感情を抱けるんだという事に気付いたんだ」とハンナを見つめる。フットボール部のヒーローで異性にモテモテだったブライトはこれまで多くのガールフレンドと付き合って来たが、「愛情」を抱いた相手はハンナが初めてだったからだ。

ハンナが「愛してるわ」と言い、ブライトが「俺も愛してるよ」と答える。

アボット家。ハロルドとローズが間もなくアフリカから戻るので、エイミーが家を掃除していると、エフラムが訪れる。エフラムはエイミーへの愛をあらためて告白するつもりで来たのだが、なかなか言い出せない。エイミーはエフラムの本心には気付かず、「リードとあたしの事を知ってるんだってね。その話で来たの?」とサッパリした表情で尋ねる。エイミーとしてはリードとの事をエフラムにどう伝えたものか、悩んでいたのだろう。それが(どういうわけだかわからないが)エフラムがすでに知っていると聞いて逆にホッとしたのだ。

そんなエイミーの様子を見たエフラムはますます告白できなくなってしまい、「そう、そうなんだよ。君とボクは友だちとしてこういう事を話したい時に話せば良いし、話したくなければ話さなければ良いし…」と言ってしまう。愛を告白するつもりで来たのが、「君とボクがまだ友だちだっていう事を確認できて良かった」という方向に行ってしまったのである。

ブラウン家。エフラムがやって来ると、アンディは夕食の支度をしていた。「アパートに帰りにくくなっちゃったんだけど、しばらくここに泊まっても良い?」と言うエフラムの話をアンディは上の空で聞いている。

実はアンディはブライアン&ステイシー親子の事で悩んでいた。ブライアンの移植手術にステイシーが立ち会ってくれなかったら、手術が成功する望みはほとんどない。エフラムが「どうしてステイシーに話さないのさ?」と訊くと、アンディは「おまえに対して取り返しのつかない事をしてしまった私が他人のお子さんに『お父さんを赦してあげなさい』なんて偉そうに言える立場じゃないよ」と苦笑いする。

すると、エフラムは「なんで?ボクはお父さんをとっくの昔に赦してあげてるよ」と微笑む。(え、そうだったの?)

ハンナと母はお互いの誤解について謝る。そして、母はハンナに小さな壷を手渡す。父の遺体は遺言に従って火葬したのだが、その遺灰をハンナと兄(弟?)と母自身が「それぞれ、自分なりのやり方でお別れを言えるように」と、3つに分けたのだ。ハンナは壷を胸に抱き、母に感謝する。

アンディはステイシーをSam'sに呼び出し、「お父さんの手術に立ち会ってあげてもらえませんか?」と頼む。アンディは「今はお父さんを絶対に赦せないというお気持ちでしょうけど、いつかきっと赦せるようになる日が来ます。だって私自身、息子に赦してもらえたんですから」と言って、近くのテーブルに座っていたエフラムを紹介する。アンディが店を出た後、エフラムとステイシーは「父親の赦せない仕打ち」について語り合う。

アボット家。アフリカ旅行から帰ったハロルドとローズが家族にスライドショウを見せている。ハンナと彼女の母も招待されていた。アボット家の人々にとってハンナはもう家族同然だからだ。

ハンナの母は「皆さん、娘にとても良くして頂いてありがとうございます」と礼を述べた後、「ハンナは私と一緒にミネソタに帰ることになりました」と報告する。皆…特にエイミーとブライトはショックを隠せない。ブライトは困惑した表情でハンナを見つめる。

ブラウン家。エフラムはアンディに「うちの親父はヒドイ奴だと思ってたけど、世の中にはもっとヒドイ父親がいるもんだね」と笑いながらステイシーとの事を報告する。詳しくは語らないが、ステイシーと2人で父親の悪口を言い合った事がエフラムにとっても良かったようだ。

【今日の一言】
Ephram Brown: I forgave you a long time ago.
(父のアンディに対して)


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