アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Smallville 7-01 "Bizarro" 【前半】

2007年10月09日 | TV: Smallville
【アメリカ合衆国での初回放送 = 2007年9月27日】※第7シーズン・プレミア。第6シーズンのラストから、そのまま話が続く。

リーヴズ・ダムの下流。父子が釣りを楽しんでいる。

リーヴズ・ダムの中。ロイス・レインはすでに死んだように見えるクロエ・サリヴァンの身体を引き摺りながら避難しようとする。

橋の上。レックス・ルーサーは妻のラナを殺した容疑で手錠をかけられ、パトカーの後部座席に乗せられる。その時、ダムが決壊し、そ爆風のように迸り出た水によって橋は瞬時に破壊され、レックスが乗ったパトカーも吹き飛ばされて川底に沈む。

※記念すべき第1話を彷彿とさせる。あの時はクラークが助けてくれたが、今回は果たして...?

森。レイス・クラークことビザーロ(クラークのドッペルゲンガー)によってダムから突き飛ばされたクラーク・ケントは大木をなぎ倒しながら落下する。すぐに追いついて来たビザーロの顔が一瞬だけ金属か石のようになるが、すぐに元に戻る。
クラークとビザーロが再び激しい戦いを繰り広げる。ビザーロがやや優勢かに見えたが、クラークはビザーロを突き飛ばすことに成功する。

下流。ダムから溢れ出た水が津波のように迫る。釣りをしていた父子が慌てて逃げようとするが、父親が転んで頭を打ち、気絶してしまう。もう間に合わない!...という時、クラークが現れ、目から熱光線を発射して水の壁を蒸発させる。男の子は「すごーい!」と目を丸くする。

川底。レックスが閉じ込められたパトカーの中に水がどんどん溢れて行く。車内の水位はすでに彼の首のあたりまで迫って来ている。このままでは溺死してしまう。レックスは窓ガラスを破ろうとするが、手錠がかけられているため、思うように動けない。
レックスは意識を失う寸前、女神か天使のような姿を見る。

スモールヴィルの農業地域。ビザーロは鉄塔に激突し、折れた鉄の杭に身体を貫かれていた。だが、死んだわけではない。ビザーロは「君、大丈夫か?」と声をかけてくれた男を殺し、彼のトラックを奪う。

ダムの中。ロイスはクロエの身体を引き摺りながら歩き続け、やがて、実験室に辿り着く。そこは死体だらけだった。レイスに殺された者たちだ。ロイスが呆然としていると、1人の子どもが現れ、助けを求める。

その頃、クラークもダムに戻っていた。ライオネルを救出するためだ。ところが、ライオネルは倒れていたはずの場所にはいなかった。

下流。ライオネルが岸に流れ着いている。意識はない。生死も不明だ。トレンチ・コートを着た謎の人物がライオネルの身体を水の中から引き摺り出す。

ロイスはクロエの身体を支えながら、先ほどの子どもと一緒に脱出口を探すが、どうやら、行き止まりまで来てしまったらしい。
その時、目の前の大きな壁が崩れ、向こう側からクラークが現れる。
ロイスは呆気に取られる。クラークにこんな怪力があったなんて...!?
クラークは「壁がもろくなってたんだよ」と嘘をつく。

それはともかく、クラークはクロエの真っ青な顔を見て驚く。

※「クロエをどうやって病院に運ぶのかな?」と思いながら見ていたのだが、それは遂に描かれなかった。

ケント宅。ビザーロは鉛の箱にしまわれていたクリプトン鉱石を取り出し、傷口にあてる。鉄の杭で貫かれた胸の部分だ。やがて、傷が治ると、クリプトン鉱石の光も完全に消え失せていた。

川岸。レックスが目覚めると、女性が見下ろしていた。逆行なので顔はハッキリ見えないが、先ほど、水中で見たのと同じ女性のようだ。女性はレックスが目を開けるのを確認すると、空高く飛び去ってしまう。

※この女性はスーパーガールことKara、つまりクラークの従姉妹なのだが、クラーク自身も彼女の存在については知らない。彼女はダム決壊が引き金となって、長い眠りから覚めたらしい。

スモールヴィル病院の緊急治療室。医師たちがクロエの処置をしてくれている間、ロイスはクラークに事情を説明する。ロイスは腹部を刺され、瀕死の状態でクロエに電話をかけた。しかし、意識が戻った時には腹部の傷はきれいに失くなっており、かわりにクロエが隣に倒れていたのだ。まるで、クロエがロイスの身代わりになったかのように。

一方、クラークはラナの死をロイスに告げようとするが、今にも壊れてしまいそうなロイスの精神状況を気遣い、保留する。

ロイスはクラークを病院に残し、レックスから情報を引き出すためにルーサー邸に急ぐ。危険は承知の上だ。彼女としてはともかく、ジッとしていられないのである。

メトロポリス。ルーサーコープ・ビル。レックスは自分が生きていることが未だに信じられないでいた。自分は天使に救われたのだろうか?だとすると、贖罪のチャンスを与えられたのかもしれない。
秘書が逃亡の手配をしてくれるが、レックスは「いや、自首(厳密にはそうではないが)するよ」とあっさり言うのだった。

Lex: Soft skin... and her hair, that half-awake smile when she saw me come in, like she didn't know if she was still in a dream. (目に涙をたたえて) She was the only thing I was living for.
Lex's Assistant: I'm sorry for your loss, sir, but right now, we need to get you airborne. The police will be here any minute.
Lex: I'm well aware of that. I'm turning myself in.

ルーサー邸。ロイスがやって来る。レックスは留守だ。(じゃあ、中に通すなよ。)
そこに、なぜかクラーク(実はビザーロ)が現れ、「目の前にこんな美人がいたのに気付かなかったなんてなあ」と言いながら、オシリを触る。
ロイスはビザーロに平手打ちを食わせ、さっさと立ち去る。

スモールヴィル病院。クロエは死を宣告され、死体安置室に移動される。だが、しばらくして、彼女は息を吹き返す。彼女は死体を1つ1つ保管する引き出しに入れられているため、まるで生き埋めにされたかのようである。クロエは手足で四方を叩きながら、「助けてぇ!」と叫び続ける。

医師がクロエの肉親(従姉妹)であるロイスに知らせるため、廊下に出て来る。(病院内で待機しているはずの肉親に死を知らせる前に死体安置室に移動しちゃったわけ?)

ロイスの代わりに話を聞いたクラークはクロエの死を信じることができず、超聴力で耳をすます。すると、病院内のさまざまな話し声の向こうから、クロエが助けを求める声が微かに聴こえて来る。

死体安置室。クラークがクロエの引き出しを開け、救出する。クロエは自分の死亡診断書を手に取って眺めるが、その下にラナ・ルーサーの死亡診断書もあることに気付く。

※ラナの死亡診断書があるということは彼女の遺体もそこにあるはず!?

拘置所。検事(弁護士?)がレックスとラナの最後の会話を録音したテープをかける。ラナがレックスにきっぱりと別れを告げるが、レックスはそれをスンナリと受け入れるつもりはないという内容のものだ。殺人の動機としては十分である。
だが、レックスにはもっと急を要する心配事がいくつもあった。ファントム(レイス)の秘密実験、ダム崩壊、父の行方...。

突如、ビザーロがドアを破って侵入し、検事(弁護士?)を殺す。その顔はクラーク・ケントそのものだったが、レックスは「ファントムだな?」と見抜く。
だが、ファントム(レイス)はクラークの身体を丸々乗っ取ったわけではなく、一部の細胞を拝借しただけだという。

「クラークはまだ生きている。俺が奴を殺すのに、おまえが手を貸すのだ。そのためには大量の隕石が必要だ」
ビザーロはレックスが密かに保管しているクリプトン鉱石からエネルギーを吸い取ってパワーアップするつもりなのだ。

「クラークを殺す手伝いなんて、するものか」
「レックスよ、贖罪なんて、おまえには似合わないぜ。おまえの味方になろうとしている者を助けられるという時に、なぜ、おまえを嫌っているクラーク・ケントをかばおうとする?」

Lex: A phantom. You took Clark's body.
Bizarro: Just a few cells. Clark's still alive. He's out there. And you will help me kill him. I need meteor rocks. A lot of them.
Lex: I'd never help you kill Clark.
Bizarro: Lex, redemption doesn't suit you. Why protect a Clark Kent who hates you when you can help the one who wants to be your ally? It's what you've always wanted, isn't it, Lex?

クロエのアパート。クロエはラナの生前のビデオを見ながら涙を流す。しかし、グズグズしていたら、もっと多くの人が死ぬかもしれない。

Clark: There's a lot more people who could get hurt right now.
Chloe: Yeah. Denial should be our friend right now.

クラークとクロエはビザーロ対策を相談する。ビザーロはクラークと同じ特殊能力だけでなく、記憶も受け継いでいる。しかも、人間としての精神的な弱さは持ち合わせておらず、さらに、クラークとは逆に、クリプトン鉱石から力を得るらしい。そんな相手を一体、どうやったら倒せるのだろうか?

ケント農場の納屋。クラークはジョンことマーシャン・マンハンターと再会する。ジョンはレイスにやられて瀕死の状態だったが、大気圏外に出ただけで簡単に回復したという。
クラーク自身、太陽からエネルギーを得ているが、ビザーロがクラークと対照的なのだとしたら、太陽光線に弱いのではないか?ビザーロの顔が時折、金属のように変化するのは日光に当たって力が衰えるためなのだ。

Clark: When you left here, you were hurt pretty badly. How did you heal so fast?
John: I just had to leave the Earth's atmosphere. But in my absence, it appeared you did exactly what Jor-El was trying to prevent.
Clark: I unleashed a carbon copy of myself, only without my...
John: Humanity.
Clark: What was I supposed to do? Let him kill every host he inhabited?
John: That is one of the hardest trials you will face, Kal-El. While your humanity is your greatest strength, it is also your greatest vulnerability.
Clark: Well, it's part of who I am... and it's who I want to be. I'm proud I was raised to care for people. And I'm not going to apologize for it anymore.
John: I know. But this creature was discarded at birth as a poor imitation. He was shown no compassion, no conscience; therefore, he has none. He knows only one thing: survival.
Clark: How do I stop someone who has all my powers and none of my weaknesses?
John: By opening your eyes to what you take for granted every day. Your faith in humans is not the only thing that gives you strength.
Clark: Yellow sun.


(後半につづく)


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