<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

被災地訪問記① -ネーン氏のお話-

2005年08月12日 17時00分44秒 | ☆☆☆被災地訪問☆☆☆
ネーン氏は、トゥングワー村での滞在などを手助けしてくださった、トゥングワー村のリーダーで、本名はホンク・クラタレー氏。

 まず第一に、遠い日本から被災地へ来てくれたことに感謝するとともに、以前トゥングワー村を訪問した中村真珠さんが、学生を連れて再度トゥングワー村を訪れてくれたことにも感謝。
 津波後には、村からバイクで15分ほどの山の中腹にあるクックカック避難キャンプに暮らし、元の土地(公有地)のような海岸沿いの土地ではなく、海から離れた場所(バーンカヤ)での滞在を提案されたが、住民側はみなもとの土地に戻りたいと願い、元の村の場所に「ここは海の民の村の土地です」という立て看板をつけた(トゥングワー村の土地問題とその解決に関してはCODI資料などを参照してください)。
 
 ネーン氏の意見は、被災住民への支援としては、お金ではなく、精神面でのケアをしてほしいとのこと。
 また、村人への各種催しなどに関しても、いろいろなことを教えてくれる(英語や日本語など)ことは大変うれしいことだが、村人は毎日の建設作業で忙しく、疲れており、夜などにそういった催しに参加する余裕がない。
 また、子供にとっても、短期的な教育などは、私たちがいなくなった後に寂しさを感じるもので、それも親を困らせる(疲れさせる)要因になることもある。

住民の一部は既に完成した住居に移り住んでいる場合もあるが、ネーン氏はまだクックカック避難キャンプで暮らしている。

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