<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

被災地訪問記⑧ ナイライ村

2005年08月12日 20時47分36秒 | ☆☆☆被災地訪問☆☆☆
ナイライ村は、パンガー県ターイムアン郡に属している村落で、ターイムアンの中心街から車で約20分の場所に位置するムスリムの村。ナイライ村もレームポム同様、資本家との間で土地所有権について争っているコミュニティーで、案内をしてくれたオーパック氏によると、拘束される危険のある住民が20名ほどいる。津波によって住民1人が死亡し、現在は35軒(コンクリート5軒、木造30軒)の住居再建作業に住民が従事している。生計は漁業のほか、ゴム園や造船、魚・蟹・貝などの養殖に従事していた。
 ほかのコミュニティーと異なり、建設作業などを手伝う外国人はおらず、訪問客も非常に少ないとのこと。
 写真は、津波後に土地の権利について問題を抱えている世帯と問題がない世帯をまとめた地図で、赤のマークがついている世帯(家屋)が土地の問題を抱え、青色の世帯が問題を抱えていない。
 浅瀬を抜けると非常にきれいな海岸が広がっている土地で、この土地を購入した投資家というのは、プラチュアップキリカーン県のパイナップル工場主の富豪(ソムキアット・シティラ氏(สมเกียรติ ลีธีระ)。

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