楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

タイ人のお祭り好き

2011-09-12 07:00:00 | タイの暮らし

昨日は「ギャンブル好き」と書いたタイ人ですが、もうひとつ、「お祭り好き」を忘れてはなりません。

「おいおい、お祭り好きはタイ人に限らないよ」と言われそうですね。確かに日本人もお祭り大好きです。

私も子供の頃はお祭りの日、夜店に行くのが大好きでした。食べるのは、たこ焼きと串カツと綿あめと、夏ならかき氷と決まってました。

お遊びは、コルクの射的と金魚すくいは欠かしませんでした。お祭りの後に必ず金魚が増えました。

正確に言うとお祭りではないのかもしれませんが、夏に近所のお寺であった「地蔵盆」も、とても楽しい思い出として記憶に残っています。食べ物を持ち寄ったり、ゲームをして地域の子供どうしの紐帯を確かめ合っていたような気がします。

お祭りは、全国どこでも的屋が仕切ってますので、画一化、商業化されていますが、それでも習慣的に行ってしまうんですね。昨日書いた「アディクション(依存症)」というとオーバーですけど。

それはタイでも全く同じことが言えます。

 

これはバンコク・オンヌットのわが家の近くで、年に何度か開かれているお祭り(夜店)の様子です。お寺も何もないのに、ある日忽然と的屋があらわれて、子供相手の夜店が出現するのです。カラオケ・コンクール等もあります。

この日は土砂降りの雨があがったばかりで、あちこちに泥濘ができていて、歩くのが大変でした。

先月は10日間連続で開かれており、うちの子供たちも毎日のように行きたがるので困ったものでした。なぜかというと、お小遣いを毎日のようにせがまれるからです。

子供たちにとっては欠かせない年中行事なのです。

 

次女のTはぬいぐるみがほしかったのでしょうか、真剣に狙ってますね。

射的もありますが、風船がずらりと並ぶダーツ形式が最近の主流のようです。

残念ながら、2回トライして、景品はひとつも取れませんでした。

周りをみても、景品をゲットしている子はほとんど見当たりません。子供だましですね。

お祭りの小遣いは一日一人50バーツと決めていますが、こんな遊びをやってると、あっという間に

なくなります。

 

 これは「ラバイシィー」とタイ語では言うらしく、さまざまな形の石膏に絵具を塗る遊びです。

 

 ミッキーマウス、定番の色に仕上がってますね。右のは知りません。

さて、わが子はどうしているかというと・・・

やっぱり、この日はこれで遊んでました。しかも次女は今度こそ真剣そのものです。

こんなに集中している表情はめったに見られません。

 

犬、じゃなくてライオンみたいですね。

さてこのライオンですが、完成した直後、家に持って帰る途中でポトッと落してしまいました。

これだけ熱心に色を塗ったライオンが真っ二つに割れてしまいかわいそうでした。

ライオンじゃなくて、堪えきれずにポロリと涙を落とした娘のことが。

 

 これは規模の小さな、バンコクの町祭りですが、最もタイらしいのはお寺のお祭りです。

 田舎では、寺の境内に夥しい数の露店が並び、遠くから車やバイクでやってくる人でごった返します。

夜になるとお寺の周囲が緑や赤のたくさんの電飾で彩られるので、相当遠くからでもお祭りをやっている場所がわかります。

 

↓バンコクから車で1時間半くらい北にある、スパンブリーの寺でのお祭りの一コマです。

電飾や夜店の写真は撮り忘れたのですが、例のトレードマークの踊りにはカメラを向けました。

 

↓タイのお祭りのもうひとつのトレードマークは、このビニール製の巨大な滑り台(?)です。

日本では、少なくとも私はこれまでお目にかかったことがないです。中学生の娘まで夢中になります。

子供が信じられないほど汗だくになりますので、私は水分補給することばかりに気を遣いました。

 

 

ちょっと画像が足りなくて、タイの祭りに行ったことがない人にはイメージが伝わらないと思いますが、

(田舎の)お寺のお祭りは、いろんな食べ物もありますし、人の数も半端でなく、なかなかの壮観です。

スパンブリーでは地元の警察幹部の人と一緒に行ったので、ブッフェ形式の立派な食事が山盛り用意されていて食べ放題でした。田舎では警察官は名士なんですね。それとも警備の警官用の食事だったのかも(笑)。

ところで昔の日本もそうでしたが、お祭りは地域の若い男女が急接近する特別な場所でもあるんですね。

最近は若い男女と言っても、中学生くらいの男女がくっついてしまいます。

わが家の一番上の女の子は中3ですから、お祭りだからと言って、というか、お祭りだからこそ、油断するわけにはいきません。

 

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