楽園づくり ~わが家のチェンマイ移住日記~

日本とタイで別々に生活してきた私たち家族は、チェンマイに家を建てて一緒に暮らし始めました。日常の出来事を綴っていきます。

猛犬5匹からの逃走劇と、8匹の子犬たち

2012-12-09 18:10:46 | タイの暮らし

今朝は熱が下がって気分がまあまあよかったので、近所を自転車で散策することにしました。わが家のあるムーバーンから200メートルほど奥に、まだ家が建っていない区画整理地があります。前から散歩にもってこいの場所だと思っていたのですが、まだ入ったことはありませんでした。

ここがその区画整理地です。入り口付近に犬が2匹寝そべっていました。何事もなく通してくれるのかと思ったら、やはり起き上がって吠えながら追いかけてきました。でも、それを無視して中に入って行ったら、犬の姿は消えました。

安心してムーバーンの真ん中に自転車を止め、カメラを取り出しこの1枚だけパチリと撮った瞬間でした。さきほどの2匹が仲間を引き連れて激しく吠えながら追いかけてきました。これはやばい、5匹もいます。大急ぎで自転車に乗って走り出しましたが、あっという間に急接近してきて今にも咬みつきそうな勢いです。まだ体調がよくないというのに、仕方なく全力でペダルを踏みました。

右の後ろに犬の姿が見え、足を狙っているのが分かります。あっ、咬みつかれるぅ・・・。その前に、曲がり角で減速しそこなって、あわや転倒しそうになりました。咬まれるのは嫌だが、転ぶのも嫌だ!というより、もし転んだら、咬みつかれるおまけが付いちゃう。瞬間的にそう思って、かろうじで体勢を立て直して夢中で逃げました。朝7時で、空気は冷たかったのに、冷や汗を流しました。本当に恐怖でした。夜でもないのに、犬が追いかけてくるなんて。

そして、午後になって妻がこういうのです。「あの奥のムーバーンで仔犬が8匹生まれたそうだから、見に行きますか?」あの奥のムーバーンとは、今朝恐怖の体験をした場所です。今度は妻のバイクの後ろに乗って行ってみることにしました。

これが子犬が8匹生まれたという家です。このムーバーンには、家はまだこの一軒しかありません。家の周辺にたくさん犬がいて、妻と私に吠えましたが、飛びついてくる気配はありません。よく見ると、今朝私を追いかけてきて咬みつきそうになった(と思った)犬たちではありませんか。

こいつはデーン。鼻が赤いから。

こいつはダム。ご覧の通り黒ですね。恐怖心が強いようで、これ以上近づくと、逃げてしまいます。

こいつは名前を忘れました。一番懐くのが早かった犬です。すぐに馴れて尻尾を振ってきました。なあんだ、人に咬みつく犬じゃなかったんだ。地球上には2種類の犬がいます。それは人を咬む犬と、咬まない犬です。顔つきだけでは判断できません。集団で吠えながら追いかけてくる犬は咬まない種類だと常日頃から思っていたのですが、いざ自分が追いかけられると恐怖でした(笑)。

そして家の人に断って敷地内に入ると、いました。8匹の子犬が。

何とか8匹まとめて写せないかと頑張りましたが無理でした。カメラを向けると2~3匹は必ず逃げるんですね。

右側で頭を抱えているのがお母さんです。8匹も生んでしまって、おっぱいを与えるのが大変なのでしょう。ミルク代がかさんでどうしようかと・・・(そんなわけないか)。この家のご主人の話によると、このお母さんは朝と夕方の2回しか、おっぱいをあげないそうです。躾けの厳しいお母さんですね。でも、ずっと頭(正確には鼻ですかね)を抱えているのは、犬にしてはちょっと珍しいポーズでした。

というわけで、今日は猛犬5匹と仲良しになっただけでなく、8匹の可愛い子犬たちともたっぷりと遊びました。帰る時にご主人が言いました。1匹でも2匹でも、いや、できれば8匹まとめて貰ってほしいと。貰うわけにはいかないですけど、生まれて間もない子犬を見ると、わがラッキーの数か月前を思い出します。

こんな時があったんですね。

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