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じざいや的日常~きものがたり~着物が織りなす素敵な物語  

元町の着物屋・じざいやの紹介と着物で過ごす日々のこと。
犬猫や食べもののことなぞも織り交ぜて。

琴糸織、ってご存知ですか?

2011-03-04 20:37:04 | 紬の着物

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こんにちは じざいやのさくらこです。

この頃 ブログ村のランキング下がっちゃいましたので

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今日 ご紹介するのは 琴糸織。

読んで字のごとく。お琴の糸を織り込んだ織物です。

日本の弦楽器(琴・三味線・琵琶)の糸は

近頃でこそ ナイロン製が多くなりましたが

かつては 春蚕の最良質の生糸を強く撚り合わせたものでした。

琴糸織は 

お琴、三味線の美しい音色を愛する人が

その音色を出す糸(弦)が切れても愛情を絶ちがたく

切れた糸(弦)を大切に取っておいて

その強い撚りを 丹念に手で解きほぐし

染め上げて 織物の緯糸として使ったものが琴糸織です。

   
  刷り込みの大島紬に 
  シャーベットオレンジの琴糸織八寸帯。
  無地でも 琴糸織の風合いが存在感あるものにしています。

 
 生地のアップ。
 緯糸が かなり波状になっています。

 お琴の弦はこんな糸。 
 赤いのは じざいやの絨毯、共演者はさくらこの小指の先です。

 ロープ状に強いねじり(撚り)が掛かっています。
 これを解くと ウネウネとした波状の糸になります。
 セーターの毛糸を解いたみたいですね。
 それを緯糸として使い しっかりと打ち込むことで
 シボがありながら 揺るがない、しっかりとした生地が織り上がります。

 撚りが戻ろうとする意思により
 復元力に優れ きつく締めなくてもフィット感に優れた帯です。

 昔の人は ほんの短い糸も大切に大切にして

 解き、ほぐし、繋いで 新たな命を吹き込みました。

 そんな織物があることを 忘れないで頂きたいと思います・・・・

  昨日、店の方には

  山葡萄の籠バックをご紹介しました。
 

 

  
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