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南スーダンで飢饉、人口の4割に飢えの危機

2017-02-22 10:01:03 | 戦争・内戦・紛争・クーデター・軍事介入・衝突・暴動・デモ

南スーダンで飢饉、人口の4割に飢えの危機

2017.02.21 Tue posted at 10:05 JST  CNN

内戦を逃れて避難してきた人々

(CNN) 内戦状態が続くアフリカの南スーダンで飢饉(ききん)が発生して10万人が飢餓寸前に追い込まれ、人口の約40%に当たる490万人あまりが緊急援助を必要とする状況に陥っていることが21日までに分かった。援助が届かない地域では飢えによる死者も出始めており、さらに100万人が飢饉に見舞われる恐れもあるという。


国連世界食糧計画(WFP)は、半年以内に2億500万ドルの資金を注入しなければ、WFPによる食糧供給も底を突くと訴えた。


南スーダンは2011年にスーダンから独立したが、3年前から続く内戦のために大量の難民や避難民が発生し、経済は破綻(はたん)した。2016年7月には戦闘が激化して、かつて農業が盛んだったエクアトリア地方も戦場となった。


WFPや非政府組織によると、急性栄養失調に陥っている子どもは100万人を超えている。


WFPの担当者は「我々が最も恐れていたことが現実になった。多くの世帯が生き延びるためのあらゆる手段を使い果たした」と指摘する。


人道支援団体オックスフォムのエマ・ドルー氏によれば、内戦のために農業を営むこともできなくなった人たちは、ごみや残飯をあさるしか生きる手段がない状況に追い込まれ、「衝突に阻まれて支援も届かない人たちが究極の代償を支払っている」という。


ドルー氏は今回の飢饉を「人が作り出した悲劇」と形容し、必要とする人たちに援助を届けるための停戦を呼びかけている。

パトロールを行う南スーダンの兵士=マラカル

WFPの広報によると、食糧不安や飢え、栄養不良は3年前に衝突が発生して以来、着実に悪化を続けていた。戦闘が激しい地域に人道支援団体が到達することは極めて難しいといい、「我々の食糧も6月末までに底を突く可能性がある。ニーズはあまりに大きい」と危機感を募らせる。


国連によれば、これまでに150万人が南スーダンの内戦を逃れて国境を越え、ウガンダに避難した。これによってアフリカで最大規模の難民危機が発生しているという。


国連難民高等弁務官事務所では、ウガンダの難民キャンプは南スーダンの市民であふれていると指摘し、「南スーダンはもっと注目される必要がある」と訴えた。



2 コメント

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はじめまして (しゃちくん)
2017-02-22 10:50:47
犠牲になるのは一般市民の方達ですよね。
内戦で普通の暮らしが出来ずに食べるものさえ手に入らない苦しみから助けようと各国から軍隊が派遣されてます。
日本の国会では相変わらず南スーダンへ派遣した自衛隊が憲法違反だとか、戦闘地域・非戦闘地域等の用語が飛び交って自民党の足を引っ張る野党との論戦が続いてますが…
しゃちくんさま (jiu)
2017-02-22 13:56:17
訪問ありがとうございます。
日本の国会には本当に腹がたちます。言葉の意味について何人もの民進党議員が繰り返し同じことを言っていて。
南スーダンの一般人が死の危機に瀕していることを誰も取り上げない。情けないですね。
自衛隊が武器で民間人を守ることが不可能なら人道支援で命を救うべきですね。