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イエメン、フーシ派がサウジ主導連合軍の基地攻撃。少なくとも30人死亡

2021-08-31 06:17:20 | 戦争・内戦・紛争・クーデター・軍事介入・衝突・暴動・デモ

イエメン、フーシ派がサウジ主導連合軍の基地攻撃。少なくとも30人死亡

2021年8月30日8:05    REUTERS

攻撃を受けたイエメンのアルアナド空軍基地

 

[アデン 29日 ロイター] - イエメン南西部で29日、サウジアラビアが主導する連合軍の基地を

親イラン武装組織・フーシ派が攻撃し、少なくとも30人の兵士が死亡、60人が負傷した。連合軍を

構成する南部軍の報道官や医療関係者が明らかにした。

 

南部軍のモハメド・アル・ナキーブ報道官によると、フーシ派は武装ドローンや弾道ミサイルで

アルアナド空軍基地を攻撃。兵士30─40人が死亡し、少なくとも60人が負傷した。現場では

救助活動が行われており、死者はなお増える可能性があるという。

 

医療関係者2人の話によると、ラハジ州の主要な病院に数人の遺体と16人の負傷者が到着した。

民間人が含まれているかどうかは不明。

 

住民によると、南部の港湾都市アデンの北70キロほどに位置するアルアナド地区で、大きな爆発音が

数回聞こえたという。

 

また、紛争が続く中心都市タイズの複数の住民は、フーシ派が支配する同市東部から弾道ミサイルが発射

されるのが聞こえたと話した。

 

イエメン内戦はフーシ派が首都サヌアに侵攻し、ハディ暫定政権を追放したことで始まった。

暫定政権側を支援するサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が2015年に軍事介入し、

その後の紛争で数万人が死亡、深刻な人道危機を引き起こしている。

 

サウジ主導の連合軍とフーシ派の間では、国連と米国の支援を受けた和平交渉が行われているものの、

双方が妥協点を見いだせずに行き詰まっている。

 

イエメンでは2015年にフーシ派が国土の大部分を掌握。サウジアラビア主導の連合軍がハディ大統領の

復権を目指した軍事作戦を開始したことで紛争が拡大し、国が荒廃している。

この戦闘により13万人以上が死亡したと報じられている。国連によると、約1200万人が食糧援助を

必要とし、5歳未満の子どもの半数が栄養失調に陥るなど、世界最悪の人道的危機に陥っている。

 

サウジアラビアの防衛は、フーシ民兵がナジュラーンに向けて発射した弾道ミサイルを迎撃します

 


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