我が家は今、ふすまと畳の入れ替え中です。
畳は、いま中国産が多いそうですが、
自分の家に中国産の畳などあったら、畳を見るたびに超不愉快になりそうなので、
熊本産の特上畳を選びました。
ふすまも明日には全部入ります。
六畳の二間続きで、片方には神棚とお仏壇と床の間。
居間として使っている方には、堀炬燵。
縁側があり、玄関もそれなりの広さがあり、たいした家ではないものの
きちんと日本家屋としての体裁はあり、気に入っています。
若いころは、フローリングの洋風の家に憧れたけれど
この歳になると、畳がいい。
今もイグサのいい香りが家の中に漂っています。
もっと歳をとったら、ベッドと椅子の生活が楽になるのはわかっているけど。
床の間に香炉と掛け軸、それに花を生けると、和室がピシっと締まって
とてもかっこいいのです。
神棚とお仏壇は、この家の精神的な支柱です。
特に神棚は、家の中にある神社です。
毎朝、お天道様に恥じない生き方ができますように、
今日も一日家族をお見守りくださいとお祀りします。
その脇には、義父が使っていた火鉢に南部鉄瓶。
とても素敵で気に入っています。
なるべくモノを減らし、奇麗に整理整頓して、
廊下も窓も家具もお鍋も食器も磨きをかけて・・・・
義両親と同居していた約30年間、私は友達を家に呼んだことがありません。
今後は、仲の良い友達をうちに招いて、お茶しながらゆっくり話したい。
緑茶やコーヒーにあう、ちょっとした手作りのお菓子も作ってみたい。
機会があれば、昔習っていた茶道や華道も再開したい。
そんなささやかな願いが、やっと叶います。
それもこれも、長い間寝る間もおしんで、懸命に働いてきた
ご褒美なのかな・・と思います。
今あるものを大切に使いこんでいくつもりです。