眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

麻生さんと自民党

2009-02-13 | Weblog
小泉も、ついに怒るよりも笑っちゃうと言う声をあげたそうですが、
彼にとっては笑っている場合ではないでしょう。
ついに、本丸と言える郵政改革まで危うくなってきているのですから。

麻生さんは、発言を聞いていると単に正直な人なんだなあとしか思えませんけど、
一国の首相と言う立場から発言していないのが問題です。
自民党の運営は、ともかくトップを決めたら、命運尽きるまではそれに従う、
それに反するものには見せしめをする、まるでどこかの世界みたいですが、
これが日本の古いやり方なのでしょう。

しかし、またしても、やってることはちぐはぐで、これまでの方針を
あっさりと変更しようとしています。
それでも、トップを守ろうとするのは、喜劇と言うよりもはや日本にとって悲劇でしょう。

小泉の政策については批判ばかりしていますが、唯一郵政改革だけは筋が通っていると
思っています。
それ以外のとんでもない政策を、議席の数で力づくで押し通したことを憤慨しているのです。

麻生政権は、官僚の傀儡と言われても仕方がないでしょう。
喝采を浴びている鳩山弟によるかんぽの宿売却問題も、官僚の入れ知恵です。
官僚はマスコミ受けする事柄を良く知っています。
官僚批判しながらよろこんで取り上げるマスコミ、それにおどらされる国民、いつになってもこの構図は変わりません。

率直に言って、オリックスと小泉との関係には、他にも問題がありそうです。
しかし、今回の売却問題では、競争入札でないことがたたかれていますが、
最後の2社に絞られた時に、条件を上げさせたのは郵政側です。
結果として20億の上乗せを果たしています。
単なる競争入札でなくしたことで、資産価値を上げることが出来たのです。
国会やマスコミの扱いは、まったく論理的ではありません。

確かに、出来レースだった可能性はあります。
おそらく、世田谷の土地は、もう1社にとって、銀行から融資を受けるために不可欠だったのではないかと予想できます。
しかし、今回は単なる資産の売却でなく、雇用も考慮したいわゆる営業譲渡です。
100億と言う価格が、妥当かどうかは単なる資産価値ではわかりません。
今回の騒動は、オリックスと郵政の民間出身社長に対する官僚と自民党の一部の意趣返しとしか思えません。
追求すべきは、転売が明らかになった公社時代の売却でしょう。
むしろ、この方を今からでも追及すべきです。

日本の行く末は、また荒野です。
今回の経済危機で見えてきたのは、最後にまで不況を脱却できないのは、各国の保護貿易の影響を最も受ける日本だということです。
他国が復活しても、日本だけ底辺であえぐ姿が予期できます。
今の日本に、これに立ち向かえる政治家が現れるのでしょうか?

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