通常の歯みがきに加え、フロス(歯間ブラシ)を使い始めて、2年ほどになります。今の時点では、もっと早くからやっておけばよかったと思うばかりですが、若い頃から歯みがきには無頓着で、歯なんて悪くなれば、その都度歯医者に通えばよい、と考えておりました。しかし、この考えは甘かった、と思い知らされることが起きました。
5年前、親不知が痛み、痛みを我慢して仕事には行ったものの、帰宅後、どうにか夕食をとったものの、起きていられなくなったことがありました。たった一つの歯の状態が全身に影響を及ぼすのだ、歯って大切にしないとなぁ、と痛感しました。この親不知は、根が深かったらしく、翌日、歯科医に行きましたら、主治医の先生が歯に器具をあてがい、バリバリッと鈍い音がしたかと思うと、先生は「ウゥーーンッ!」と気張って、思い切り引っこ抜いたのです。私、治療が終わって支払いを待つ間、待ち合い室で、あまりの痛さに、声を殺して、思わず泣いてしまいました(他に誰も待ち合い室にいなかったので誰にも気付かれなくてよかったですが)。もちろん麻酔をかけてから抜いてくれたのですが、あの抜き方はないよなぁ、とちょっと怨んでいます。痛みを感じないように、もっと優しく、時間をかけて、少しずつ抜いてほしかったです。。。
これ以降、4ヶ月ごとの歯の健診を欠かさず通い、歯のメンテナンスに努めてまいりましたが、私はそれで充分だと思っておりました。ところが、奥歯にものがよくはさまるようになり、その都度、つま楊枝で除去していたつもりでしたが、ある時の歯の健診で、事前に歯みがきをしていったにもかかわらず、「食べ物が所々はさまっていますので、歯みがきの時に歯間ブラシもするようにしてください。」と言われ、その時にはじめて、歯間ブラシを意識するようになりました。
歯科医からもらった歯間ブラシもあり、市販のものもいくつか試しましたが、たどり着いたのが、写真の小林製薬の「糸ようじ しっかりとれる6本糸」です!これ、同じ小林製薬の4本の「糸ようじ」もありますが、私は4本ではアカンのです。6本だと、本当によくとれます。これは、すばらしい商品だと思います。自宅にもマイ・オフィスにも常備しています。
年齢を意味する「齢(よわい)」という字は、部首が歯です。私の知り合いには、やはり定期的に歯の健診に出かけておられ、歯を大切にすれば長生きできる、とおっしゃる方もいます。一つの歯の痛みで動けなくなった経験をした私も、その言葉を信じています。口腔ケアは大事で、外出から帰ると必ずうがいしますし、食後は通常の歯みがきと歯間ブラシに加え、舌ブラシもしています。もう二度と歯の痛みで倒れることのないように、気を付けたいです。