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音の祝祭

- オンノシュクサイ -

コートにスミレを/みなみらんぼう

2010年10月08日 | サルビアの花 コートにすみれを
コートにスミレを/みなみらんぼう(1975)
作詞:みなみらんぼう 作曲:みなみらんぼう 編曲:萩田光雄

最初に聴いたのはいつどこでだったのか
ボソッとした歌い方で、歌謡曲なのかポップスなのか
演歌に聴こえなくもないメロディー

みなみらんぼうの名前は良く知っていたが、フォーク歌手かな、というぐらいで肝心の歌は聴いた事がなかった。この曲に惹かれて他のも聴いてみたけれど、完全に私の好みからは外れたフォーク調だった。だから彼の歌はこれだけ。この1曲だけを繰り返し繰り返し聴いた。

簡素なストリングスのアレンジは萩田光雄だったのか。この人はストリングス多用のゴージャスなアレンジの印象が強いけど、それとは程遠いあっさりとしたアレンジの作品も実は多いことに最近気が付いた。好みのものとそうじゃないものの差が激しいという事も。

木之内みどりがこの歌を歌ったというので探したらあった。youtubeって凄いな。最後の方のエコーは余分だが、意外にも思ったより良い。

編曲:林哲司

この曲で思いうかべた映像は痩身でベージュのトレンチコート姿の男性だった。スミレはどこに刺すんだろうと思っていたのだが、良く聴けばコートを着ているのは女性の方だ。

なんで間違えたんだろう。淋しさとトレンチコート姿の男性はぴったりだと思った。もう一つ、男性のスーツの胸ポケットが実は花を刺す目的で作られたと知った時期であったのもその理由の様な気がする。

サルビアの花

2010年08月24日 | サルビアの花 コートにすみれを
サルビアの花/もとまろ(1971)
作詞:相沢靖子 作曲:早川義雄 編曲:岸根孝雄

そういえば昔こんな歌があったな、と覚えていたフレーズで探しだした。のだが

しみじみとした和やかな曲、と思いきや、いや、曲はその通りだ。

だが歌詞が この歌詞がすごかった 端的に言うと


ストーカーの詩


"泣きながらキミのあとを追いかけて…"って

女ではなくてこれが男なのだからすごい


"頬をこわばらせ ボクをチラッと見た"

…怖かったんじゃなかろうか


作曲が早川義雄

ああ、なるほど

『もとまろ』の爽やかなボーカルに騙されていたようだ。



フィルターを排除した
早川義雄版サルビアの花
(1969)を聴いて深くそう思った。