それからさらに30分ほど寝ただろうか。
足下で延々と点いているファンヒーターによって
乾燥した室内の空気を長時間吸っていたために、喉が渇き目が覚めてしまった。
部屋の入り口付近に置いてある冷蔵庫の扉を開てスポドリを飲もうとしたら、不意に入り口の戸が開いた。
そこにいた人物を目にして、俺は意表を突かれなかった。
背は俺よりも10㎝ぐらい低く、黄色のパーカーを着た少年が息を切らせながら戸に手を掛けていた。見紛うことはなく、うちの弟である。
息を切らせながらこう言った。
「兄ちゃん!猫がおる!」
特別、意に介さないように俺が答える。
「知ってる。それがどうした。」
バッサリである。基本的に家で家族と喋るときはあまり言葉を使わない。
だるいので返事すらしない、したとしても一言であることが多い、、、、良く喋る弟に対しては特に。
部屋から出たくない俺は、
しばらく入り口で問答していたのだが、あまりにうるさい弟に嫌気がさして、しぶしぶ外に出ることにした。
(ちなみに、俺の部屋は母屋とは別の納屋を改造した部屋で、戸を出るとすぐに外に繋がっている。)
部屋を出て、埃っぽい納屋の土間を出ると、そいつがいた。
足下で延々と点いているファンヒーターによって
乾燥した室内の空気を長時間吸っていたために、喉が渇き目が覚めてしまった。
部屋の入り口付近に置いてある冷蔵庫の扉を開てスポドリを飲もうとしたら、不意に入り口の戸が開いた。
そこにいた人物を目にして、俺は意表を突かれなかった。
背は俺よりも10㎝ぐらい低く、黄色のパーカーを着た少年が息を切らせながら戸に手を掛けていた。見紛うことはなく、うちの弟である。
息を切らせながらこう言った。
「兄ちゃん!猫がおる!」
特別、意に介さないように俺が答える。
「知ってる。それがどうした。」
バッサリである。基本的に家で家族と喋るときはあまり言葉を使わない。
だるいので返事すらしない、したとしても一言であることが多い、、、、良く喋る弟に対しては特に。
部屋から出たくない俺は、
しばらく入り口で問答していたのだが、あまりにうるさい弟に嫌気がさして、しぶしぶ外に出ることにした。
(ちなみに、俺の部屋は母屋とは別の納屋を改造した部屋で、戸を出るとすぐに外に繋がっている。)
部屋を出て、埃っぽい納屋の土間を出ると、そいつがいた。
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