「minolta Himatic7」
CANON EOS kissX3+EF-S18-55mm 3.5-5.6 IS
ミノルタから1963年に発売されたレンジファインダーカメラ、当時としては先進のAEを搭載していた。
ちなみに先代は、初めて宇宙に上がった「ミノルタ・ハイマチック」
さて、
自分が現在のように写真を始めるきっかけとなったのは、
5年ぐらい前に星景写真を撮りだしてからなのですが、その時に使い始めたカメラがこのハイマチック7でした。( ^ω^)
~回想~
2002年頃に初めて星の写真を撮りたいと思い立った自分は、家にあった一眼レフのEOS 650を使おうとしましたが、
EOS 650にはバルブ機能がなくて、
星景写真に必須である長時間の露光が不可能だということがわかり、中学生の自分は意気消沈します。
その後EOS 650は、2004年に購入されたデジカメに家族カメラの座を奪われ、次第に存在を忘れられるようになりました。
(6年後再び、、、)
そして5年前、
中学から高校に上がりそろそろ高校生活にも慣れてきた自分は、祖父の部屋で埃を被ったケースに入った、古ぼけたカメラを見つけます。
そのレンズに刻まれたB(バルブ)の文字に、再び心躍った自分ですが、
数十年間使われることもなく放置されていた、
このカメラのシャッターは固く閉ざされ、いくらシャッターを切ってもそれが開くことはありませんでした。
で、
どうせ動かないんだったら、バラして直してみろと、
自ら最深部まで分解して、それを再び再構築し、写真を撮れる程度に復活したものが今のこのカメラです。
~回想ここまで~
ちなみに、
シャッター不調の原因はシャッター幕に油が付着して動かなくなる、いわゆるシャッター粘りという現象。
ベンジンはなかったので、ライター用のオイルでシャッター幕をちょいちょいと拭くと、再び動くようになりました。
CANON EOS kissX3+EF50mm f1.8 Ⅱ
ただし、このシャッターを直すための代償として、
露出計とフイルムの枚数を示すカウンターが動かなくなりました( ^ω^)・・・なにかをえるためには、どうとうのたいk(以下略
まあ、星景写真の写りとは直接的な関係がないので良いんですけどねw
最近、久しぶりに動かしてみたら、
再びシャッターが粘ってきてるみたいなので、近々オーバーホールしないといかんようです。
さて、なんでいきなりこのカメラの話をしたかというと、
今日帰ってくるときに梅田のカメラやに寄ったら、中古カメラのショーケースの中に、このカメラがあって、
9000円近い値が付いていたからですよw
でかいし重いし、
そこまで格好良くもないカメラなので、ほとんど無価値かと思ってましたが、発売後50年も経つと動くものにはそれなりに価値が出てくるようですw
安直に分解に踏み切った昔の自分を愚かに思う反面、この頃のカメラは本当に一生ものなんだなと思う暇猫です。( ^ω^)