こないだジャンク箱を見ていたら、45年以上前に買った電卓が発見された。貧乏学生時代に大枚をはたいて、清水の舞台から飛び降りるつもり(あんな高い所からは飛び降りなど出来ないが)で買った、関数電卓なのであります。たしか、秋葉原で買ったと記憶している。
いまではお安くなった電卓ですが、当時の関数電卓は非常に高価でありました。いつの日か、使わなくなりジャンク箱に眠っていたものです。
あれ、裏蓋がない。どこにも見当たりません。乾電池は、単三が4個も必要です。さあ、困りました。
幸いに、取扱説明書は残っています。スペックが書いているので、確認します。
①電池は4本必要で、定格6Vである。見た目、並列っぽいけど直列になっている。
②アダプタは、別売りの「AE-14A」を使えと書いてある。あったような、なかったような?
AE-14Aは、DC6V、0.65Wと書いてある。電流容量大きくないか? どうやら、別売りの充電電池「EA-19B」を使った場合、本体+充電電流を確保するためのようだ。
③アダプタは、DC6Vということが判明したが、心線がプラスなのか、マイナスなのか記載がない。本体を見てみるが、DC6Vとしか書いていない。(昨今の機器は、たいていどちらがプラスか書いていると思う)
④電池のカバーがないため、アダプタで動作させたい。それに、0.3A(以下だと思う)も流れるのなら、電池の持ちも良くないだろう。
さて、どうする?
手持ちのDCアダプタは、いくつかあります。その中から、DC6V用を探したところ、心線プラスのものと、マイナスのものがありました。今の機器は、心線プラスがほとんどだとは思います。(昔は、どちらもあった)
接続してみるか? 逆接防止の保護回路くらい付いているだろう。(本当か?)少なくとも、自分で作った機器なら、逆接防止のダイオードは回路に取りつける。
壊れたら、しかたがない。
①心線プラスのアダプタを接続してみました。(可能性が高いと判断)
⇒電源入らず。オーマイガー! しかし焼けたようなにおいなどはない。
②心線マイナスのアダプタを接続してみました。
⇒正常に動作しました。(良かった) DC6V、心線マイナス、電流容量0.3Aの、台湾製アダプタです。もとは、何に使っていたかは不明。(ジャンク箱から発掘)
この当時の関数電卓は、関数を計算させると、表示がちらちら変化して「考えているぞ」アピールがあります。 一応、数十年ぶりに復活しました。
ピタゴラスさん、髭がご立派でお若いですね。
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