うどんやラーメンなどの食べ歩きと旅のブログ2

国内・海外問わず旅が好きです。以前のブログが、無料容量限界に達したのでその続きです。

アマチュア無線の交信証「QSL Policy」

2024年02月09日 | 無線・ラジオ・家電・パソコン

 こないだ2ヶ月に1回のJARLビューローからのQSLカード(交信証)が到着しました。近年、FT8等のデータ通信の増加で島根ビューローの取り扱い枚数が増加し、転送期間の長期化が起こっているとのことです。そのためJARLでは、不要なQSLカードの発行は控えましょうということもいっています。国内向けでも、転送には最低1年程度かかっているようです。

 以前は紙カードしかなかったので、当局は開局年の1973年からJARLの会員となりずっと続けています。日本のQSLビューローは世界でも優れたシステムで、年会費を払えば無制限で国内はおろか全世界のビューローにも発送してくれます。ただし、海外へは費用面で船便となるので時間はかかります。またビューローのない国には発送できません。1970年代は、海外局へのQSLについては1円のステッカーをJARLから購入してカードごとに添付する必要がありましたが、じきに廃止されました。(確か100枚セットくらいで販売されていた)

 開局当時はカードの交換が楽しみであったため、現在でも会員になっています。また「転送に1年かかるとはなにごとか」という意見も散見されますが、会費だけで無制限に転送していただれる制度はありがたく、1年かかろうが届くというのは有難いことと思っています。しかし、新規に会員になった場合カードが1年間届かないというのは「やきもきする」というのは理解できます。

 昔は「交信はQSLカードの交換をもって終わる」とか言われていた時代もありましたが、時代はデジタル化になったため、旧態依然とした紙のカードの交換も見直した方がいいとは思います。もちろん記憶に残るような交信や、アワードに使うために紙カードが必要というという場合もあるので否定はしません。珍しいDXペディションで、苦労して交信したものについては、OQRSで請求したりもします。

 昔のCQ誌を見ていたら、コンテストの交信すべてにQSLを自動的に発行し、これですべてのコンテストの作業は終わりという局もいましたが、不要なカードの発行は如何なものかと思います。もちろん、初めての交信とかバンドニューとかモードニューなのどの理由で交換を希望するのはいいと思いますが、同一モード・バンドで何回も送ってくるのは、自動で発行しているとしか思えません。

 これも聞いた話ですが「コンテストで何度も呼んで貰うためには、QSLの発行が必須」というコンテスターもいました。今は、見直した方がいいのではと思います。

 ということで、当局のQSLポリシーは以下のとおりとなっています。もちろんいろいろな意見がありますので、強制するつもりは全くありません。すべての交信にQSLを発行する、というポリシーの方もいらっしゃるとは思います。

①すべての交信については、米国のサーバーLoTWへ交信データを提出する。eQSLについては、コンテスト以外の交信についてデータを提出する。コンテストの場合は、基本QSLが不要な局が多いし、混信・フェージングの中短時間にナンバー交換を進めていくため、意図せずにミスコールをしてしまう場合がある。LoTWの場合は、相手局がLoTWにデータを提出しない限りQSLが発行されることはないし、相手がLoTWにデータを提出したかどうかも分からないが、eQSLの場合は分かってしまう。eQSLでミスすると、相手局にも迷惑がかかる場合がある。(Rejectの手間をかける場合がある)HamlogのQSL機能には未対応。またメールによるQSLにも未対応となっています。(eQSLとLoTWで十分と思っている)

 自分的には、DXCCに有効なLoTWが重要で、DXCCに無効なeQSLには重きを置いていない。国内アワードにも興味はない。

②交信時にQSLの交換を依頼された場合は、こちらからも発行する。ただし、過去に約束しても到着しなかった局については発行しない。意図的にクレクレ君もいるようです。(貰うだけで自分からは発行しない局)

③紙カードは保管に場所がいるので、できればデジタル化してほしい。(個人の事情です)

④紙カードで到着した分については、ログとの照合の上紙カードを発行する。QSL印刷ソフトが、1枚に4交信分記載できるので、極力まとめて発行できるように工夫する。これは、開局当時自分もカードを貰うことが楽しかったので、そういう芽を潰してはいけないということ。

➄eQSLについては、たまにNIL(Not in the Log)でReject(受け取り拒否)がある。

 ・eQSLに登録時は、過去のデータをADIF化して流し込んだため、別コールサイン(他のエリアのコールサインもある)の分を間違えて流してしまったのがあった。(自分のミスなので申し訳ない)

 ・いままでRejectがあったものは、すべてNILである。自分のミスか相手のミスか不明なのだが、NILなので送付したeQSLはデリート(削除)します。

 ・たまにeQSLをRejectしていながら、紙カードを送ってくる局がいます。eQSLでNILなので、ログの交信データは「交信記録なし」と記載しています。整合性がとれませんのでQSLは発行しませんし、そのカードは破棄します。

 ・一度だけ「間違えてRejectしてしまったので、再度eQSLを発行していただきたい」というメールが来たことがあります。その際は、eQSLを再発行しました。

 【交信しているにもかかわらずRejectする考察】

 ・eQSLは必ずUTC表記です。HamlogからADIFファイルを作成すると、ログにJST記載でもUTC記載に変換されeQSLにアップされます。そのため、時間(場合によっては日付)が異なるのでNILにしてしまう(とか)

 ・紙ログを使用していて、当該交信を見逃した。紙ログ使用でeQSLだけ手動で返信している(とか)

 ・面倒くさいので、とりあえずRejectしてみる(とか)

 (その他)日本人のDXペディションの場合だが、SASEで請求したら日付跨ぎ時の交信で互いのログが1分程度ずれていたため日付が合わず「正しい日付を記載しなおして再請求下さい」と突き返された場合があった。(23:59Zと00:00Zの違い)1分違いくらいでNILはどうなの?と思ったが、相手が「自分のログの日付・時間は絶対だ」と思っているようなので、すなおに従ったらQSLを発行してくれた。

 以上の事は、あくまで個人の意見です。日々、交信いただいて方には感謝をしており、頂いた紙カードについてもなるべく遅滞のないように返信させていただいたおります。


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