Atelier Sashaジュエリーワックス教室

ソフトワックスで制作するジュエリー



『写真の無断転載を禁じます。よろしくお願いします。』

クルクルリング

2013-10-19 | お仕事
私の作品のリングです。

リボンがクルクルと立体的に巻いている感じになっています。


ワックスをやった人は

「どうやって作ったの?」

と訊いてくださいます。

以前にも説明しましたが、全部ワックスを(甲丸に)盛っていき、
後から掘って空間を空けました。

これを鋳造するのは問題ありませんが、
ゴム型にとるのは難しい問題が起きます。

*細かい説明をするのは難しいので、、、それは教室でね。
(機会があったらいずれ・・・)


それでゴム型に取る為にパーツ分けをします。



(ゴム型は二つ必要になるという事です)

このリングの場合は真ん中をカットされました。

(職人さんが出来上がった銀のリングをカットします)

これを銀に鋳造する時にまた1本のリングにまとめなければいけません。

今回オーダーを頂いたので付けています。

再び付ける時に本来の場所に接着しなければいけないのは当然ですが、

サイズが大きくなったり小さくなったりの場合はクルクルの間が多少変わり易いので
細心の注意が必要です。

で、やっていると、、、

楽しくなってもっと良い物にしたいって思い、、、何だかきりが無い。。。

で納得がいかないともう一つ作り始めたりしてね。



そんなこんなで少し時間を掛けています

すみません、もう少しお待ちくださいませ

オリジナルより良い物になる予定ですので

リフォーム リング、ネックレス(ダイヤ)

2013-08-11 | お仕事
リフォームのご依頼です。

お母様から譲り受けられたダイヤのリングとイヤリングのリフォームです。

ダイヤは全部で6個ありました。

リングとネックレスのセットでのオーダーです。

デザインの指定はとても素敵なウェディングドレスで好評な「teteブチック」さんから。

まずはリングから制作しました。

K18です。

極力細くして欲しいとの事でした。

写真では分かりにくいかもしれませんが、
細い面積の中に繊細なテクスチャーを表現しました。

華奢なデザインがよりダイヤを引き立てています。



そしてネックレス。

ダイヤの大きさが微妙に違うので一つひとつワックスで原型を作りました。

全体の長さは60cmです。


せっかく頂いたのに好みのデザインじゃなかったり、
とても古いデザインで服と合わない、
年代に相応しくない・・・等々ありますよね。

こんな風に生まれ変わって気持ち良く付けて頂くことが出来たら
元の持ち主さんもダイヤさんも嬉しいのではないかしら。

だからリフォームのお仕事は私も楽しいのです




私の作品(ピアス、リング)

2013-08-08 | お仕事
すっかり忘れてました!

去年展示会が終わって「今度私の作品載せます」って書いたままになってました。

新作で3点です。

展示会が決まってから開催まで時間が無くて3点が限界でした。


くるくると指の上でテープをゆるく巻いたイメージのリング。

ワックスをやったことのある人は
「え?これどうやって作ったんですか?」
って不思議そうに訊いてくれます。

作り方は普通に盛っていってテープ状に切り抜いていくんです。

言うと簡単ですが、
ワックス制作した事ある人はそれがけっこう大変な作業だと知っているので
「えぇー!信じられないわ」
と驚いてくれます

内側は黒メッキをかけました。

そのうちこのデザインでバリエーションも出したいと思います。



黒のドロップパールを下げたデザインのピアス。
パールの傍にはキュービック・ジルコニアをセットしてパールを引き立てる様にしました。

展示会に来てこのデザインを気に入って購入してくださった方のご希望で
「黒のパールを赤い石に」ということで↓


こういったデザインは下に下げる物を色々換えて雰囲気を変えられるのも楽しいです。




これもドロップ・パールを使用したピアス。

キュービック・ジルコニアを正面から見える位置に沢山セットしたのと、
明るい色のパールを使った事に依って顔が明るく見える効果もあります。

自分の作品を作る事の少ない私ですが、
こういう機会にシッチャキになって制作するのも愉しかったわ

そして「こういうの売ってないのよね」と言って
購入してくださった皆さまありがとうございます。
心より感謝申し上げます。

リフォーム(ダイヤ)

2013-08-07 | お仕事
少し前に依頼のあったリフォームです。

エンゲージリングの立爪とダイヤの一文字リングを1本にして欲しいとのご要望。

皆さんエンゲージリングって普段しないですよね?

教室でも引き出しの中で眠っている立爪リングやお母様から譲られた立爪を
ご自分でリフォームなさる方がいらっしゃいます。
(そのダイヤのリフォームはK18やK18WGで作られてました)

その出来上がったシンプルなリングを見た他の生徒さんが
「えーっ、これ作ったのー?私こういう風にリフォームして欲しくて○○デパートで
訊いたら、こういうの出来ないって言われてこれに近いデザインにしてもらったけど、
すごい高くてデザインもイマイチだったー!」
ショックな様子でした

立爪リングは普段出来ない。。。
せっかく大事なリングなのに出番が(滅多に無い)結婚式のお呼ばれくらいじゃとても残念ですよね。

今回のリフォームはK18WGをご希望でした。
(お手持ちのPtリングは換金して代金から差し引いたので
思ったよりずっと安く出来た事も喜ばれました)

すっきりとしたデザインをとても満足して頂けたようで私もとっても嬉しい~

立派な爪が服や髪に引っかかる事もないし
こういうデザインなら普段使いできますね。

タンスの中で眠っているジュエリーさんを目覚めさせてあげましょ

ボールチェーンリング

2012-09-27 | お仕事
先日作ったボールチェーンリングに淡水パールを垂らしてみました。

繊細な金色にドロップ型パールが良く映えます。

重ねて付けても可愛い






もうすぐ10月です。

クリスマスに自分で作ったジュエリーを
誰かにプレゼントしたいという方!

世界で一つしかないの作品ですぞ

今がチャンスです

10月~11月に制作すれば間に合います。
(難しいデザインのものは何回か通ってください)

「プレゼントを制作する期間だけ通いたい」もOKでーす

お待ちしています

華奢なリング

2012-09-11 | お仕事
今ボールチェーンなどでリングを制作中な事をちょっと前の日記に書きました。

上の写真の一番上がシルバー。
真ん中がイエローゴールド。
下がピンクゴールド。

粒々リングのオーダーがあって(幅1ミリ)何回かトライしたけど、
接点が小さいので非常に難しい。

そこでボールチェーンでリングにしてみました。

でもご覧のように繊細なのであまり負荷が掛かると切れることもあります。


そんな繊細なリングにチャームを付けたらどうかな?



(チャームの部分はワックスです)


丸いパールとQ・ジルコニアを置いてみました。

パールを垂らしても可愛いぞ!
と、パール屋さんに買いに行きました。


いろんなパールがあるので、段々分からなくなる~

お店の方が少し離れた所でお仕事なさっていたんですが、
私の方をチラチラ見ていて

「あぁ!そんな風にパールが付くのっていいですね。可愛いー!

お世辞かもしれないけど、実際可愛いと思うのよテヘペロ



いくつか淡水パールを買い込んでしまいました。

出来上がりをお楽しみに

リング

2012-09-08 | お仕事
私にしては珍しく更新ガンバっています

「ブログを楽しみに読んでいます」
なんて言われちゃうとおぉ!書こうジャマイカ!
なんて思っちゃいます~単純

KちゃんRさんお元気ですか~?



ちょっと前に制作したリング2点です。

とある所に委託してましたが、期限が過ぎたので何点か戻していただきました。

見たことない方も多いと思うのでUPしまーす

久しぶりに見る我が子よ~

右がペアシェイプ型のキュービック・ジルコニアがセットされたシルバーリングです。

左はエンゲージリングのリフォームにも最適なデザインですね。

どちらも爪が無いので日常で引っかかるところが無く、
デザイン的にもシンプルで飽きのこないものを考えました。

オーダーで、平な側面側に小粒Q・ジルコニアを埋め込んだゴージャスな
パターンもありました。

リングの側面に小粒石を敷き詰めるデザインはゴージャスだけど
品があって私の好きなタイプ


最近模索中なボールチェーンリング。


ずいぶん昔にも制作してお店に納品したことがありましたが、

ここのところの華奢なジュエリーの流行でこういうタイプのオーダーが入りました。

写真で色がお分かりになるでしょうか?

一番上はシルバーですが、中はイエローゴールド、下がピンクゴールドです。
(Y、Pゴールドはそれぞれ単品です)

これにパールや小さい石もプラスしたデザインも考えています。

こういうのにチャームをぶら下げたいというご希望があれば
チャームの部分だけワックスで作るというのも可能ですよ

ご相談くださいね



クローバーリング

2012-07-24 | お仕事
個人オーダーでクローバーリングのご注文を頂きました。

幅が細めというご希望でしたので、クローバーが入るぎりぎりの幅にしました。

作り始め↓


ぐるっと一回りデザインされています。


この模様が同じ様にするのに時間が掛かりました

やっていくうちに
「ここも違う。あーここも・・・」
ときりがない




やっと出来ました!




気に入ってもらえるかしら?

金色々

2012-07-10 | お仕事
金にも色々種類があります。

ジュエリーとしての金は純度100%では軟らか過ぎるため、
金に銀、銅、パラジウム等を割金として加えた金合金(K18、K14、K10等)が使用されます。

金と銀のみでは軟らか過ぎて変形や破損、また傷が付きやすいため、
少量の銅を加えるのが一般的です。

金、銀、銅の混合比率によって、様々な色になり、また性質の違った合金が作り出されます。

参考の為に表を載せておきますね。



刻印  (読み方)   割金配合比率 
_____________________________________________ 
K24 純金(24金)  Au(1000)
_____________________________________________
K22   ( 22金)  Au(920)にパラジウムや銀など配合
_____________________________________________
K18  (18金)   Au(750)にパラジウムや銀など配合
_____________________________________________
K18YG (18金イエローゴールド)  Au(750)にAg(125)とCu(125)を同量 75%の比率
_____________________________________________
K18WG (18金ホワイトゴールド) Au(750)にPd(250)を配合
_____________________________________________
K18PG (18金ピンクゴールド) Au(750)にAg(50)と残りはCu
_____________________________________________
K18CG (18金シャンパンゴールド)   Au(750)にパラジウムなど配合
                       ロジウムメッキをしないで地の色を出す
_____________________________________________
K14 (14金 ) Au(585)にパラジウムや銀など配合
_____________________________________________
K14YG (14金イエローゴールド) Au(585)にAg(300)とCu(95)
_____________________________________________
K14WG (14金ホワイトゴールド) Au(585)にPd:Ag:Cuを2:1:1で配合
_____________________________________________
K12 (12金) Au(500)にパラジウムや銀など配合
_____________________________________________
K10 (10金) Au(420)にパラジウムや銀など配合
_____________________________________________
K9 (9金) Au(375)にパラジウムや銀など配合

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Au=金 Ag=銀 Pd=パラジウム Cu=銅 1000%で表示



昨日、教室が終わった後に、職人さんの所に行って来ました。

その時に金の色について訊いたら制作途中の3種類の金を見せてくれました。



色が違うのが写真でも分かりますか?

上の黄色い金がイエローゴールド。

右下のは通常のK18ですが、色が薄い感じに写っていますね。

左下のがK18WGの地の色です。
シャンパンゴールドとも最近は言うようです。

K18WGを白く仕上げているのはすべてロジウムメッキをしています。

パラジウムという地金を配合すると硬くなります。

毎日する結婚指輪に向きますね。

プラチナは意外と変形することがあります。

もし、リングの変形やサイズ直し、また磨き直しなどのご希望がございましたら、
遠慮なく仰ってくださいね。

長いキャリアを持つ腕の良い職人さんがきっちり直してくださいます





職人さんの机

2012-03-28 | お仕事
今週、御徒町の職人さんの所に行って来た時に

職人さんの仕事机の写真を撮らせてもらいました。

きっと皆さんはどんな場所で磨かれているのか想像出来ないだろうと思い、
いつか写真を撮ろうと思ってました。

この机から皆さんの作品が綺麗に仕上がっていきます。

右手の薄い緑色の四角いのはゴム型です。

下方の白いケース(受け皿)に削ったPt、K18、シルバーなどの粉が落ちます。

粉はゴミではありません。

貴金属の粉は年に一度「金属の分析」にかけられて(分析工場に出す)
Pt、K18、シルバーに分けられます。

毎日削った粉はけっこうな量になるんですよ。



思いのほか反響があったので
今度は実際に磨いているところを写させてもらいますね。