今月、23日に再稼働された九州電力玄海原発3号機で「微小な蒸気漏れ」が確認され、点検のために発電を停止するとの報告がありました。
蒸気漏れが確認されたのは、昨日の19時ごろ。
私たち、県会議員にメール報告されたのは、23:46とトラブルの発生から約5時間経ってからの報告でした。
玄海原発3号機は、7年3ヶ月ぶりに再稼働され、25日には発電と送電が開始されたばかりでした。
市民の不安の声に向き合おうとしない九州電力の姿勢も問題視されています。
再稼働の行われた23日に多くの市民が不安を持ち、再稼働に対する抗議文を持ってきていたにもかかわらず、九州電力は受け取ることもしませんでした。
その後に、交渉の機会が持たれ抗議文を受け取りましたが、その際の言い訳は「全社をあげて安全体制に取り組んでいた」というものでした。
「全社をあげて、7年3ヶ月ぶりの再稼働」に取り組んできたにもかかわらず、トラブルは発生するのです。
今回は「放射性物質を含まない蒸気漏れ」でしたが、放射性物質を含むものであればどういう状況になっていたか。考えるだけで、原発に対する不安は増すばかりです。
いくら対策しても、「危険な原発」の本質は何も変わりません。
発電停止ではなく、再稼働そのものを中止してほしい。