【9月議会一般質問】 遅くなりましたが報告です。
今回の質問で
子どもの医療費の県外医療機関の受診について
前進させることができました。
この質問は、福岡県から佐賀県に移住された子育て中のお母さんの相談がきっかけでした。
「福岡の病院で子どもの慢性的な病気の治療をしているけど、佐賀に引っ越した関係で医療費が償還払い(お金は戻ってくるが、一度医療費を支払い役所に申請する必要がある)になり大変」
との声でした。
県内の子どもの医療費助成は、この間、拡充を求めて小学6年生まで現物給付になっています。
しかし、県外の医療機関となれば県が契約した医療機関でしかその恩恵は受けられなくなっています。
さらに、契約を結ぶには4つの要件が必要になります。
①知事が指定する指定療育医療機関
②高度な医療機能を有する医療機関
③県内在住の乳幼児の多くの受診実績
④県内市町村が指定を希望する医療機関
現在、佐賀県が結んでいる県外の契約医療機関は5つで
・福岡市立子ども病院(延544受診)
・久留米大学病院(延1,098受診)
・聖マリア病院(延4,715受診)
・佐世保市総合医療センター(延188受診)
・佐世保共済病院(延36受診)
となっています。
相談を受けた方のお子さんは、九州大学病院(延約200)に通院されていました。
私は、県外から移住者の受け入れを積極的に取り組む中で佐賀に移住しても「安心して子育てができる環境を作ってほしい。契約医療機関の拡大、年齢についても就学前から拡充を」と求めました。
知事は
「指摘された九州大学病院については、担当部局でも気づいておらず良いご指摘をいただいた。契約医療機関にできるようにお願いしていきたい」
「その他の追加でお願いしたい医療機関がないかも調べていきたい」
と答弁があり、制度拡充に大きく前進することができました。
質問が終わって、相談いただいたお母さんにも連絡すると
「とてもいい結果になって良かった。同じように困っている方も助かってくれたらいいなと思います」
と返事がありました。
年齢の拡充については、まだまだ課題もありますが
いただいた声を取り上げ、実現に向かう
こうなったことは大変嬉しく思います。
また、コロナ対策では保育士のみなさんからいただいた声を紹介し、コロナ禍の緊急事態宣言中も社会活動を支えるために奮闘いただいた保育士関係の皆さんに応える
「保育士への慰労金支給」
も求めました。
県では、薬局で働く方へ慰労金を支給する予算を提案していますが、保育関係への支援はまだまだ不足しています。
質問後に、県のある職員の方からも「支援を求めてもらい、ありがとうございました」と声をかけていただきました。
今後も実現できるように頑張っていきたいと思います。
全体の質問は
1、新型コロナウイルス感染症について
2、玄海原発について
3、洋上風力発電について
4、気候非常事態宣言について
5、子どもの医療費に係る県外医療機関の受診について
の5項目です。