オークランドの風にのせて

ニュージーランドはオークランド郊外から、

毎日出逢うさまざまな出来事をお届けしています。

歳時記 年末の章 (紙芝居)

2009-12-28 | 日記
クリスマスに焼いたフルーツケーキも残りあとわずかになった。
今年のは特に出来が良くて、なくなるペースがはやいな~。
(レシピ欲しい人は言ってね)



ま、クリスマスも無事に(つまりな~んにもなく)過ぎ
「昨日と余りかわらない今日」が訪れる事の幸せを皆で味わっているな。
それは飼っている犬猫にも伝わって、ごらんの通りのゆるゆる生活。



いっちょ一緒に遊んで、気分転換なんぞさせてやろうかと、
犬を連れて庭に出たら、ゆるゆる気分の延長で、
こんなに格好でだらけ始めちゃった。ありゃりゃ


むりに遊ばせるのも可愛そうだから、と思って放っておいたら、
1時間以上もこのままだった。
いいのか?犬!君は我が家の警備員だぞ。


暇になっちゃったので、庭の草むしりなどしてたら、
可愛いトマトを見つけたゾ。
このトマトある方から苗を頂いたのだけど、
植えっぱなしにして忘れていたら、
しっかり自活していたようだね。おりこうさん。



見上げる空は広々青く、
NZは夏のお正月に向けてカレンダーを進めていくのであった。

皆様良いお年をね~



パンパカパン

2009-12-20 | 日記
「X’masのフルーツケーキに入れるシナモン無いから、ひとっ走り買ってくる」と、私。
「んじゃぁ、そろそろ見切り時間だから、安くなってたらパンも買ってきて」と、父ちゃん。
ここらのスーパーでは、工場からのパンを売ってるほかに、
自分の店でもパンを焼いて売っているので、
売れ残ったパンは遅い時間になると投売りされるのだ。

昨日、私は黄昏はじめの午後8時半、スーパーにぴゅんと車を走らせた。



スーパーの駐車場から暮れ始めの空を見上げたら、
青の名残の空にオレンジとピンクを混ぜた雲が、ささっと刷毛で掃いてあり、
切ったばかりの赤ちゃんのツメのような、
白くて細い月がきりりと真ん中に突き刺さっていて、
それはそれは見ごたえのある情景。
まるで舞台の書割みたい。
ああ、だめだめ、そんなの見とれてたら、
パンの見切り品が無くなっちゃう。
日本でよく言う「花より団子」じゃなく、NZだから「月よりパン」ね

真っ先にパンコーナーに駆けつけたら、
丁度おばちゃんが売れ残りの丸コロパンを、
がさがさとレジ袋に投げ入れて始めたところ。
私のように見切りパンを買うための人が、もう2人待っていて、
はちきれそうにパンが詰まったレジ袋を順番に手渡された。
他のパンも半額以下になっていたので、
ハーブの風味のトマト&オニオンパンと食パンも買ってみた。

買い物を済ませて家に飛んで帰るやいなや、
父ちゃんと二人で袋を開けて、今日は何個入れてもらえたか確認。
レーズンロールにチーズロール、全粒パンに白いふわふわパンが
ゾクゾクと出てきて、今日は17個も入っていた。ちなみに少ない日は10個。
コレで定価$8.5がたったの$2のスペシャルなお買い得。(17個で約150円かな?)
早速父ちゃんと私、それに犬のJayちゃんの二人と一匹でお味見開始。
どれも朝焼きのパンだから、ふわふわで美味し~い。
でもね、娘は日本に帰省中だから、たった二人と一匹で、
一人頭どんだけパンがあることか。



フリーザーはすでにまん満杯だから、
美味しいうちに皆でがんばって、なるべくたくさん食べようね。 
と、うなづきあう父ちゃんと私、そしてシッポで決意表明するJayちゃん。
と言うわけで、今日は3食&おやつは全てパンの我が家であった。



* 食パンに 丸パンはさんだ 新メニュー

ネバー ギブアップ

2009-12-13 | 日記
大人になるとたいていの人は、何で今更等と言って、
食べ物の好き嫌いを直す努力をあまりしない。 
でも、この頃の私は違うぞ、えっへん。…ま、食いしん坊だからね。
他の人がおいしく食べられるものが私には苦手で、
それを嫌いなまま年とって死んじゃうのは、
なんだかとっても勿体無い気がしてきたのだ。
最近では、くさややセロリを克服したし、
天敵だったブルーチーズや羊羹、オリーブの実もOKになった。

そして今回果敢に挑むは、 
イギリスのお家には一家に一ビン、場合に依っちゃ一人一ビン、
それほど彼の王国で愛食されている一品の、マーマイトに挑戦! 
これです、これ。
私がマーマイト苦手な理由は、
苦くってしょっぱくってクサイ、のトリプルパンチ!だから



説明はこちら

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%88

マーマイトはトーストに塗ってよし、野菜スティックやクラッカーに塗ったり、
または料理の隠し味にしたり、お湯で溶いて飲み物にしてよし、の便利さ。
(マーマイトが好きならね)

娘その2は物心つく前から、父ちゃんにマーマイト食べさせられていて、
いまやマーマイト大好きっ娘。
「NZでは高価で貴重品なので、パンにはちびちび塗るべし」
と言う父ちゃん大王の仰せを無視して、 
自腹じゃないから惜しげもなく、マーマイトをこてこてにパンにぬって、
スライスチーズはさんで、パクついちゃうお姫な娘その2。

イギリス人の父ちゃんは
「僕の食べる分が減るから、母ちゃんはマーマイト好きにならんでいいからね」
と言う態度で私からマーマイトを死守する。けちんぼめ~。
となれば、ますます食べられるようになりたい、へそ曲がりな私であるぞ。

今日の昼ごはんに、今度こそいっちょマーマイトをやっつけようと、
トーストとマーマイトを用意して、戦いを開始した!
ああ、まずはマーマイトの見た目でビビるんだよなぁ。
何しろとろとろでつやつやはいいけど、色が真っ黒けなんだよね~。 
そして、クサイ。
マーマイトが何クサイか?と言えばえ~っと、
例えば、こげたサツマイモの皮にこびりつく、おイモのアクの臭い…かな。
早速焼きたてのパンに塗って、何も考えず、見ず、嗅がず、ぱくっとカジる。
口に入れるのはコレが初めてじゃないんだけどねぇ、
う~ん、やっぱり飲み込めないよぉ
…でもがんばって、涙目で飲み込んだぞ。大人だからね
口の中に残る怪しい香はコーヒーでブクブクッ。
苦戦だけど、食べかけを戦い放棄で捨てるのも悔しいから、続行。
そうだ!と思いつき、父ちゃんや娘みたくスライスチーズをプラスしたら、
お~、何とか食べられそうじゃないかいな。
途中「オエッ」を一回半したものの、今回初めて完食、
おめでとうござんす。
ま、この感じだったら、後2回も食べりゃ、OKになる事でしょう。

ところで、このマーマイトに良く似た製品、ベジマイトっつうのが、
オーストラリアや、ニュージーランドにある。 


私には、味も見た目も似たかよったかの気がするが、
似てるなんてとんでもない事でございます、
(とんでもないの正しく丁寧な言い方はコレ。なので、皆さん覚えておくように
ときっぱりマーマイト派べジマイト派、どっちサイドも共に言い切るね。
「ベジマイトはまねっこ製品だからね。」
と言う、父ちゃんはもちろんマーマイト派。
「ベジマイトはマーマイトの改良品だからさ。」
と言う、コレはベジマイト派の英語の先生のご意見。
双方見た目似てても、味は雲泥だとか。 
どちらが雲でどちらが…とはマーマイト派べジマイト派で、
きっぱり意見が分かれるところ。
皆さまチャンスがあったら、マーマイト&べジマイト、
いっぺん食べ比べてみてね。
(どちらも日本にある、輸入食品のお店等にて売っています)

ちなみにWikiでは、べジマイトの項目はありませんでした。
べジマイト情報をお持ちの貴方、貴方の情報をWikiに書き込むのは、
今がチャンスだよ~。

* 騙された! チョコパンじゃなく マーマイト(オエ)
 

ニッポンからのお客様

2009-12-07 | 日記


* クリスマス頃にいたるところで咲く、ポフツカワのお花です。
  以下の写真はサンタパレードです。

友 遠方より来る また楽しからずや
遠方と言ってもハンパなく遠方の、ジャパンからのお出まし。
大好きな友だちが二人も来てくれたのだ!!
しかも20年がとこお付き合いいただいている、気の置けない人たちだ。
あれこれお願いした物を、重いのを我慢して、
きっちり買って持ってきてくださった。コレにも大感謝。
砂をかむようなNZでの食生活が、どんなに救われた事か。
                            


あいにくのNZの駄々っ子天気にも関わらず、
三人で火山で出来た丘を駆け登り、ヒミツの海岸の砂をほじくり、
地面に座ってパレードをみたり、植物園や雑木林の木々の間を覗いたり、
お腹一杯なのに美味しい物を味わったり、
私がニュージーで出会った新しい知人たちとパーティーなんかもした。
                                   
普段から惚れてしまいそうな位、体を鍛えているお姉さん方二人に比べ、
おもてなしする側なのに運動嫌いでへにょへにょな、
不甲斐ない妹分の私に代わって、
お姉さん達が、毎晩美味しい晩ご飯を作ってくれたの、サンクス×100
しかし、どこまで甘ったれてるんだ、この私。


私は二人のお姉さん方に甘やかされて、
久しぶりに夢のような10日間を過ごした。



余りに夢心地の日々だったので、
二人の滞在最後の朝、空港まで送って行ったら、
大好きな友だちとの別れの辛さと、その後に続く現実が怖くて泣けてしまった。

三人で抱き合って別れを惜しんだ後、私達は又会うために、
涙をぬぐってバイバイをした。

See you 絶対 soon my friends!
最高の思い出をありがとう またね~。