オークランドの風にのせて

ニュージーランドはオークランド郊外から、

毎日出逢うさまざまな出来事をお届けしています。

事故にあった日

2016-08-30 | びっくり
先週のある雨の日、私の不幸が始まった。
時間は学校の<お迎えラッシュ>時。
私が信号代わりのラウンドアバウト(環状交差点)を通過して、
そこに続く高速道路に合図をしながら出ようとしたら、
左横からトラックが交差点内に無理に侵入してきた。
即座に、お互いハンドルを切ったが間に合わず、
トラックは私の車の左前をつぶした。

念のために言っておくが、この場合、
先にラウンドアバウト内にいた私に、
通行の優先順位があり、私には何の落ち度もない。

私たちは車を端に寄せた。
持っていた携帯で、トラックのナンバーの写真を写していたら、
トラックのドライバーが、トラックからひらりと降りる。
私も車から降りて、まずはダメージの確認……と思っていたら、
(以下ドライバーの発言は青字で表記)
「どこ行こうとしてんだよ、ちゃんと運転しろよ!」

とドライバーに怒鳴られた。
ドライバーは私のせいで、この事故が起こったと言っているのだ。
低血圧の癖に、頭に血が上るのは一瞬な私は、
「何言ってんの、あそこは高速入るとこでしょ、
そっちこそ何でラウンドアバウトの中に、無理に入って来るの!」
と、どなり返した。
「あそこからは高速に入れないんだよ!知らないのか!」
「はいれるに決まってんでしょ!ほら見なさいよ、皆あそこから入ってるじゃないの!」
と怒鳴り合っていたら、たまたま通りかかった、救急車の兄さんに、
ここだと渋滞するから、あのガソリンスタンドで話しなさいとご注意を受けた。

じゃあ、スタンドでと、車をスタンドに入れたら、あれ?トラックいないぞ?
見まわしたら、数軒先のスーパーの駐車場で、方向転換してるトラック発見。
急いでスタンドからスーパーの駐車場に行くと、
何故か逃亡を企てようとするトラック。
駐車場の出口にトラックの頭を出したところで、
運よく私が追い付いて、そのまん前に停車。
携帯を車の窓から出して車撮影してますよアピールした。

スーパーの駐車場で第2ラウンド。
「どんな運転してるんだよ!
 さっきも言ったけど、あそこから高速には入れないんだぞ!」

「違う違う、高速にはいれるよ。貴方こそ、私が優先なのに何で交差点に入ってきたの!」
「いや、俺が優先だ!俺に間違えはない、
 おれはトラックドライバーなんだぞ!運転はプロだ。」

「あんたがトラックドライバーだろうと、警官だろうと関係ないよ。
あそこでの優先順位は、私が先なの!」
以下5分ほど雨の中で言い合いが続いた。
(私のめちゃくちゃな英語のせいで長引いたんだけどね)

その後免許証を見せ合い、
私は父ちゃんに電話して、保険会社に連絡してもらう。
ドライバーは電話で会社に状況を説明。
しかし時間が経つにつれ、だんだんドライバーは大人しくなってきた。
私の車の壊れたところを示して、状況を説明してたら、
「わかったよ、もう見なくていいでしょ。I'm sorry」
「会社の保険使うから、それで問題ないでしょ?」

と、コメントが弱気に。
ちょっと落ち着いてみたら、自分が悪かったのに気付いたらしい。
情報交換も終わり、別れ際に彼は
「Sorry ma'amごめんなさい」
と一言。
とりあえず、非は認めてくれたので許そう。

何で私がこんなに熱くなったかと言うと、
実は昔々、交差点で追突されて、
加害者にまんまと逃げられた、苦い過去があったためなの。

それにしても、人生で初めて、
赤の他人と道路上で怒鳴り合うという、
二度と味わいたくない経験をしちゃった。

ま、お互い怪我がなくて何よりでした。
ちゃんちゃん


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