イタグッチーのアニマルな日々

ワンコ6頭とニャンコ1頭に翻弄される毎日

旧福知山線散策

2013-03-24 21:35:15 | ぶらぶら

名塩の桜もぽつぽつ咲きはじめてます

来週には見ごろを迎えそうですね!

 

さて、本日は前々から行ってみたいと思っていた旧:福知山線跡を散策してきました。

JR生瀬駅周辺からスタートするつもりだったのだが...

ナント!生瀬駅周辺にはコインパーキングがない

 

これは予想外!! 犬連れなので電車やバスはムリなので車で来たのだが...

 

結局、一駅上の名塩で駐車して、176号線を1kmほど下ることに

旧:福知山線入口の目印、木ノ元バス停前

このスグ先、176号線の上に中国道の陸橋が架かる付近に入口があります。

一見、まっすぐ続く砂利道ですが、ここが現在のスタート地点! ここより下は既に潰されてるようです。

 

ちなみに今から歩く旧:国鉄(昭和62年の分割民営化前に廃線となっているのであえて国鉄)福知山線は、昭和59年には武田尾=道場間を残して廃線、さらに昭和61年に残った路線も新しい路線に付け替えられ全線が廃線となりました。

 

こんな細い道につい30年前まで電車が通ってたなんて考えられませんね~

本日のお供、ジャスパー&ルージュ

線路跡なのでデコボコしてるかと思いきや、実にスムーズなので2頭ともサクサク進む

この後の苦労も知らずに...

入口付近に掲げられた警告看板、要するに『なにかあってもJRは責任取りませんよ~』ってコトやね。

ということは、所有権はいまだにJRが持ってるということなのか?

 

看板を抜けるとイキナリ鉄板を敷いた橋が出現!

犬の高さの手すりなどないのでリードを引いて慎重に通過

落ちたら死ぬやん

 

いやホンマその通りやから、あんまり覗かんとってな~

橋を渡ったら、武庫川沿いを一本道

素晴らしい景色が続きます♪

おとんちょっとメルヘン入ってるやん

 

こんなドデカ岩もごろごろしてるで~

 

こんな見張台(?)を発見!

異常ありませ~ん!

(ついやってみたくなる...)

 

しばし歩くと、最初のトンネルへ到着!

数本あるトンネルは、書かれている通り一切の照明がない(当時からかな?)ので、懐中電灯は必須!

ちなみにイタグッチーはスマホのフラッシュ部分を懐中電灯代わりに使用... 照度が足らず心細かった

フラッシュ焚いての撮影なので明るく見えるが、ホントは真っ暗!

 

オトン戻るか?

いんや進みます

出口の明かりが見えると心なしか早足に(笑)

 

これがまだ続くのかぁ~

 

出口付近にあった速度制限のプレート

こんな狭い路線で60キロも出してたん?

 

ちなみに平坦な道が続いてますが、廃線後(?)枕木を撤去もしくは埋めたようです。

なので時たま、道の脇に枕木が乱雑に転がってます。

打ち捨てられた枕木が苔むして朽ち果ててた姿を見ると、30年という月日を感じてしまいます。

 

この辺りから埋まっている枕木も見え出しました!

 

またもやトンネル

2個目のトンネルめちゃくちゃ長く感じる... 真っ暗のトンネルを進んでると、昔読んだ 酒見賢一の“後宮小説”を思い出します。

主人公の女の子が、後宮へ入るために垂戸(たると)という長い真っ暗なトンネルを通る内に、言い知れぬ恐怖を感じるってくだりがあるんだけど、まさにそんな感じ...

 

トンネル抜けた先にあった看板

 

で、その先またトンネル

トンネルの天井部分、レンガの組み合わせで出来てる... 古そうやね

そしてトンネルを抜けると...

橋があった!

立派なワーレントラス橋(細長い鉄骨を3角形に繋いで作るアーチ橋)です。

“スタンド・バイ・ミー”みたいやな~(廃線なので、映画のように電車が通ってくることはありませんが...

写真の通り、主橋部分はフェンスに囲まれて通行が出来ません。

通れるのは側橋

ここ渡るんですか...

道幅狭くビクビクしながら渡る...

コラッ! 覗かんと進め~

やっとこさ渡ったらまたトンネル~

ここら辺は大きな石がゴロゴロ、枕木も不均等になってて歩きにくい

 

オマケに暗くて天井から地下水がポタポタ... 襟に入ってビクッ!!

は~歩きにくかった

 

 

ちなみに枕木に打ち付けてある釘ですが、頭の部分の刻印が色々あって興味深い

真ん中はカタカナの『イ』だったり

『K』とか良くわからない数字だったり... 何が違うんだろうね?

 

トラス橋のトンネル抜けたら、桜の木に囲まれた線路が出現!

もう2週間先だったなら、とても綺麗なんだろうな~

 

なんか “宮沢賢治” の小説に出てきそうな風景♪

記念撮影も、疲れてぜんぜんノリノリじゃない2頭(爆)

武田尾まで1.5kmのところにある記念碑

ここの広場で折り返すことにしました。

広場にはムクドリが沢山 糞とか落とさないでね~

ダンコウバイが綿のような黄色い花を付けてました。

普通に咲いているダンコウバイも、3県で準絶滅危惧種に指定されている貴重な木なんだそうな

 

人間だけならそのまま武田尾まで行って電車で帰ることもできます。

 

今回の散策の所要時間は、線路だけなら往復2時間半でした!

 

帰り道、ウグイスの泣き声はすれども姿は見えず... 野鳥見たのはさっきのムクドリと、木ノ元の電線に止まってたこのオナガ(らしき鳥)だけやったわ

カワセミとか見れるかと密かに期待してたのに~

 

 

ちなみに...

このブログ見て 『私も行ってみたい~』って思った人(居るとも思えんけど...)に一言

 

○ちゃんとした懐中電灯は持って行きましょう

○霊感の強い人はムリかも...(かなりトンネル怖いので

○水分補給できるように水筒は必要(当然ですが、入ってしまえば自販機なんてありません)

○靴はスニーカーもしくは登山靴で!

○携帯電話はほぼ全域で圏外(ソ○トバンクだけかも...)です。怪我の備えは必要かも

 

で、犬連れを考えてる人は特に

 

○伸びるリードなどは絶対やめましょう!!

ジャスパーが踏んでるように枕木の釘が浮いてるところがあるので、足元に気を使ってくださいね(人間にも言えることだけど)

 

 

 

皆さん、くれぐれも安全第一で楽しんでくださいね!

 

またね~♪