goo blog サービス終了のお知らせ 

イタグッチーのアニマルな日々

ワンコ6頭とニャンコ1頭に翻弄される毎日

バケットのヘルニアについて(2)

2015-03-19 12:23:27 | 病気

【発症の翌日(3月12日)、状態に変化なし】

 

*後脚歩行不全(足肢部分の反射なし、甲が裏返ったまま)、左のほうが弱い?

*痛がる様子はない

*食欲はあり

*深部反射はまだある模様

 

ステロイドの効果はあまり感じられない。

 

 

夕方、病院で診察

先生と相談した内容としては

 

*相変わらずグレード3~4の間である

*通常、内科治療を行い3日以上状態に好転がない場合は外科治療へ切り替える

*バケットの場合、状態に変化がないので、再度ステロイド注射を行ないもう1日様子を見る

 

帰宅後、状態に変化なし

 

*食欲あり

*排便・排尿は座位を維持できないためオムツ装着

 

※排尿については自立排尿というより、膀胱に溜まりきって垂れ流す感じ、膀胱を圧迫すると大量の排尿

 

 

【3日目(3月13日)、朝の状態は変化なし】

 

 

勤務だったため、午前中に先生と電話にて会話、内容としては

 

*通常、発症から3日内科治療を行なえばどちらか変化があるはず(つまり、悪化するか改善するか)。ないということは、このままの治療では改善の可能性は少ない。

*症状発生から3日が経っているので、外科治療に切り替えたほうが良い。

 

電話にて、外科治療への切り替え説明を受け了承、本日の夕方から入院して手術となる。

 

 

夕方、先生より手術の説明を受ける

 

 

*現状、腰椎のどの部分が狭窄しているのかレントゲンでは判断できないため、麻酔後に脊椎造影して確認する。(造影剤が通らない場所付近が狭窄している場所である可能性が高い)

*手術としては、特定した場所付近の骨に穴を開け、圧迫している椎間板物質を除去する。

*手術自体は1時間程度だが、造影して場所の特定してからなので、トータル2時間半~3時間程度かかる

 

手術は病院の診療時間が終わってから行なうので、結果は夜の10時過ぎに連絡するとのコトで帰宅

 

 

10時半すぎに電話があり、手術終了の報告を受ける。

詳しい説明は翌日の面会時に聞くこととなった。

 

 

【手術翌日(3月14日)】

 

先生からの説明は以下のとおり

 

*まず脊椎造影の結果、胸椎の第11~13の間が狭窄箇所であると推測された

*胸椎に穴を開け、脊柱管を観察したところ、椎間板物質とともに黒い血液が出てきた

 

*おそらく、椎間板物質が突出した際にどこかの血管を傷つけて、脊柱管内に血液が入ったものと考える。椎間板物質とともに血液が脊髄を圧迫していたため、全て取り除いた。(症例としては珍しいとのこと)

*麻酔の離脱も良好で食欲あり

*現在は導尿にて排尿路確保している(主に管理のしやすさのため)

*食欲はあり

 

食事について確認あり、家では生食であること伝え、病院では難しいので下痢しにくいドライフードを与えてもらうことに

 

背部に約15cm程度の縦隔切開痕が残る

 

 

【手術2日目(3月15日)】

 

面会時の説明

 

*まだ足肢の反応に著変ないが、大腿部の感覚が早くも戻る兆しがある。

*介添えで後脚自立可能

*食欲あり

*自力排尿も行い排便も良好である

 

退院の時期については、火曜日~水曜日には可能であるとのこと

 

 

【手術3日目(3月16日)】

 

先生から、面会前にゲージを見てほしいとのこと。見るとゲージ内で自立あり

 

*大腿部の麻痺についてはかなり改善されている

*足肢についてはまだ麻痺が強いが、深部痛覚は著明

*足肢が弱いが短い歩行は可能

*食欲あり

*排便・排尿良好(下痢もなし)

 

通常は手術後1週間でこのレベルなので、回復はかなり早いとのこと

先生との相談の結果、正式に水曜日が退院日となった。

 

 

【手術4日目(3月17日)】

 

面会するも、先日からの変化はほとんどなし

 

 

【手術5日目(3月18日)】

 

退院前に先生と話した内容としては

 

*今後はリハビリを行なうことになるが、抜糸まではあまり本格的なリハビリは行なわないように

*退院時の処方として、抗生物質と消炎剤を1週間分処方し、食事に添加する栄養補助剤も合わせて処方してもらう

*食生活については、現在の食事のままでよい

*抜歯は述語2週間程度と考える。状態の変化があれば抜糸予定日より前に再診すること

 

 

帰宅後の状態について

 

*部屋内で歩こうとするが、足肢がもつれるため千鳥足。長時間動くと疲れからかハァハァするので、なるべく歩かせないようにする。

*食欲あり、水分接種も良好

*座位の保持が可能となり、自力でトイレにて排便・排尿

*状態観察のため、当分の間は他犬と別で生活させている(人間が居る時は一緒に行動させている)

 

 

 

 

3月19日(木曜日) 午前9時に記す。

 


バケットのヘルニアについて(1)

2015-03-11 22:30:54 | 病気

記録として書き残しておくものです。

 

 

3月11日(水曜日) 朝、バケットの様子に異変を感じる。

元気なく腰を触ったり曲げると痛がり、お腹が張っているような感じ有

食欲ありごはんは完食。

積極的動作なく、鼻をピスピス鳴らす(痛みを我慢?)

 

仕事あった為、夕方まで留守にする。

 

 

帰宅後、部屋へ行くと、自ら近寄ってくるも下肢を引きずっていた為、すぐに病院へ

 

 

病院にて触診、レントゲン、採血検査を行い、腰椎椎間板ヘルニアであると考えられると説明を受ける。

 

ヘルニアのグレードは5段階に分類される

 

Ⅰ) 背部痛・段差を登るのを嫌がる・麻痺はなし

Ⅱ) 運動を嫌がる・軽度麻痺・後ろ足が弱い

Ⅲ) 麻痺あり・後脚を引きずり前足のみ歩くようになる

Ⅳ) 排尿困難となり・尿もポタポタ流れる状態

Ⅴ) 深部麻痺・深部痛覚もなくなり・つねっても感覚がない状態

 

触診でのヘルニアのグレード評価としては、現在Ⅲ~Ⅳの間と考えられる。

 

ビーグルは比較的ヘルニアになりやすい年齢であること、ヘルニアになりやすい年齢として3~5歳の間であることからの診断であるが、確定診断を行うにはMRI撮影するしか方法がない(レントゲンでは突出した椎間板は写らない、石灰化している場合は写る場合もあるが、やはりレントゲン上は圧迫部の確認はできず)

 

グレードⅢの場合は内科的治療(ステロイドによる治療)が可能であるが、Ⅳの場合は手術適応となる

バケットの場合は境界線上なので、一晩内科的治療を試みて改善が見られないもしくは悪化する場合は手術を選択することになる。

 

理由として

○ 手術を行うにしても脊椎を触るため麻痺のリスクがある

○ 現在グレードⅢ~Ⅳで、内科的緩和の可能性が排除できないのと、麻痺が起こっているが血液検査で炎症の所見がない

 

本日はステロイド注射を打って帰宅(入院しても経過観察となるため、家にいるほうが落ち着くだろうとの事)

 

 

夜勤のため、経過を嫁に申し送る。

 

 

以下、嫁からの状況報告にて

 

 

*食事は全て食べきる

*元気はある様子も動きが微小なため不明

*立ち上がるが後脚は麻痺(歩けず)

*大腿部の痛覚あり・足の甲を返しても戻らず

*排尿あるも少量(ポタポタ)

*ソワソワしているが、トイレなのか不明

*時折、ヒンヒン鳴く

 

※23時現在

 

 

 

翌日の午後再診予定である。


結局何だったんだろうね?

2014-08-30 20:57:59 | 病気

1914年7月、第1次大戦中フランス ソンムにおける戦いで塹壕に篭ったドイツ将兵は巨大な地響きを立てて進む異形の兵器に蹂躙された...

 

ズゴゴゴゴゴゴゴ~ッ!

 

 

き・来た! 何だアレは...

 

 

 

ズガ~ンッ!!

 

 

人類が初めて戦車を戦場に送り込んだ日である... その名前はMARK-1である...

 

って出だしから意味不明でスンマセンの~(笑)

ホイホイ篭ってるジャスパーが塹壕の中からのぞく兵隊のように見えたもんで...

 

 

 

で、塹壕を占拠したイギリス兵... ではなくルージュの背中に出来たおできのその後ですが、医師の指示通りステロイドローションを塗り始めて2週間後

 

腫張が強くなり先端部にかさぶた状のものが... 半径5mmだったものが7mmと少し大きくなってきた... ローションだとこすれてうまく吸収されないようだったので、同系統の軟膏に変更し、患部にガーゼを当てたりと試行錯誤してみたものの腫張は納まらず。

長期間のステロイド塗布に対する嫌悪感もあり、自己判断で使用を中止して1週間様子を見たところ、先端部のかさぶたが自然に剥がれたタイミングでどんどん腫張が引いてゆき...

 

 

現在はここまで小さくなりました。

この角度だと分かりにくいので...

 

分かるかな? 腫張はほとんど消失し、触った感じもほぼ平らになってます。

 

 

 

どういうことじゃい?

 

来週、診察予定なので詳しいことは先生の意見を聞いてからとなりますが、素人のあて推量でおもったのは...

 

○実は腫瘍ではなかった。(最初の生検では好中球が出ていたので、毛嚢炎のようなものだったのでは?)

○強く絞ったので炎症が酷くなり腫脹が広がった(そのせいで肥満細胞腫を最初に疑った)

○ステロイドにより患部が焼けて腫脹が大きくなった。

 

ステロイト中止してから、かさぶたが取れたときに若干の膿が出たので、腫瘍ではなかったのかなと...

ま・素人考えほど恐ろしいことは無いので、先生にしっかり話を聞いてきます!

 

 

何にせよ、誕生日前に腫れが引いてよかったねルージュ♪

 

 

どっちゃでもエエけど私眠いわ~

 

 

そう明日、8月30日でルージュは6歳になります!

てことで前夜祭しよかっ!

 

 

前夜祭といっても別にルージュがエエもん食えるワケでもなく... 雨の中、近所の居酒屋に連れてこられて、人間が飲み食いしてるのを見てるだけ~

 

マスター あたちビール

 

勿論、飲むのは嫁... グラスを一緒に持って、はい 乾杯!

 

ウチにしては珍しく飲みメインだったので、つまみばっかりがズラリ

 

ルージュはただ見せ付けられるだけ...

 

挙句は飲むのに邪魔やからって床に放置... 何なのさッ

 

 

でもチョットおつまみ貰えたから、まったくイイコトなかったわけでもない...(良い子はマネしないでね~)

 

 

誕生日は後日、ちゃ~んとお祝いしてあげるからね~♪

 

 

 

この後、ほろ酔い気分の帰り道が大雨で、家族揃ってずぶ濡れになってメソメソ帰ったのはヒミツなのだ


ルージュの腫瘍(おぼえ書き)

2014-08-10 09:28:56 | 病気

ルージュの背中に小さな膨らみ(被毛が起き上がる程度)を見つけたのが先月末

『虫刺されかな?』と放置

今月に入っても大きさ変わらず存在し、気になったので触る(先端部に若干、体液付着があり膿瘍かと思い絞る=透明様の液体が突出部数箇所からにじむ程度に出る→毛嚢炎かと自己判断?)

翌日、突出部の膨らみが倍近くに拡大(触る前=約1mm程度→絞った後=2mm程度)

 

病院へ連れて行き、針生検実施

 

表皮には好中球等、膿瘍を疑う所見のみ→ 当初は毛嚢炎と先生も判断!

念のため、突出部の深い場所も穿刺し細胞診(顕微鏡での観察)したところ、ぶどうの房状の細胞を確認。

 

 

この時点で疑われるのは、 肥満細胞腫 か 形質細胞腫

刺激により分裂する前者の方が来院前の状況を聞いた限りは強いとのこと。ステージにもよるが悪性なので早急に手術が必要

手術予定の確認をしつつ、もう1人の先生と再度、詳細に細胞の状態観察したところ、肥満細胞腫にみられる細胞中心部の核がないこと、細胞の形状が症例に合致せずルージュ自体も元気であることから、形質細胞腫ではないかとの診断。

形質細胞腫自体は良性腫瘍であり即時摘出の必要はないが、今後大きく(2cmを超える=現在は5mm程度)なるようであれば摘出手術を行い病理検査を行うことが望ましい。

 

治療法としては抗生剤の入ったステロイドを1日1回突出部へ塗布を行い1ヵ月後に再診、収縮していれば経過観察、変化なしもしくは範囲の拡大が見られれば手術を前提とした治療へ切り替える。

手術に際しては全身麻酔にて行う。

 

 

 

突出部周辺は薬剤塗布しやすいよう剃毛、穿刺2回実施したためか現在は赤みが強くやや腫脹している。

ルージュの元気(+)

 

 

以上


世間は狭いな~と感じた日、ジャスパーのおしり...

2011-09-15 19:15:12 | 病気
先日、仕事帰りの嫁さんを迎えに香櫨園駅までジャスパー・ルージュを連れて夜の夙川沿いを散歩


ジャスパーが立ちション中、ふと視線を感じたので振り返ると犬連れのご夫婦がジャスパー達をじっと見つめている
犬はどうやらミニピンの様子...

最近、ミニピン連れの人から2連続で『変わった色のミニピンですね~』等々言われていたので、正直またか~の想いが頭をよぎってると...

『あれルージュちゃんじゃ...』という声が聞こえてきた!!


慌てて話しかける

『この子の名前はビジューって言うんです』と聞いてやっと理解しました

ミニピンではなく、プラシュスキー・クリサジークで、けいこさん家のツィギーくんとバンビちゃんの子供ちゃん... だったハズ(けいこさん、間違ってたらゴメンナサイ


なのに失礼な感想申し訳ありませんでした



しかし、あまりに突然過ぎる出会い!!
しかもただの散歩のつもりだったので、こんな素敵な出会いをしたにもかかわらずカメラも携帯も持ってなかった

大ポカや~~


というわけで、けいこさんのブログからビジューくんの写真を無断拝借

ちっちゃいビジューくんは普段は少し怖がりさんだそうです。

最初はジャスパーとルージュにも怖がってる様子だったけど、しばらくするとお尻をクンクンしてくれました
ママさん曰く『いつもは多頭飼いのわんちゃんには絶対自分から寄って行かないけど、ジャスパーくん達は大丈夫みたい』との事だった

でも顔を向けると逃げちゃう
まだ慣れてないもんね~ ガサツなジャスパーとは違うわ~

お話してると以前、うちの嫁が散歩してる姿を見たことがある事、けいこさんのブログで私達のことをご存じで、イタグッチーブログも覗いてもらってる(有難うございます)との事でした


こんな出会いもあるんやね~

思えばゆりさんのブログでけいこさんとクリサジークという犬種を知って、ぺっこちさんがそのけいこさんからクルくんを貰い受け、けいこさんとはぷらすわんで偶然出会い、そしてこの日これまた偶然にビジューくんと出会った!!

イタグッチー家とクリサジークとは、何か縁があるんだろうか


楽しくお話してビジュー家とお別れして駅に着いたら、まちぼうけの嫁はプンスカ
ま~しゃ~ないやん

さっきの話したら会いたかったと悔しがってました



さて、こちらは少々深刻な話...


先週金曜日の晩

ご飯後にジャスパーがやたらお尻をペロペロ舐めてるのが気になり尻尾をあげてみると、お尻の下、丁度肛門腺の横あたりがパンパンに腫れとった


夜間病院に走ろうかとも思ったが、ジャスパーはいたって元気だし食事もペロリと平らげたので、とりあえず様子を見ることに...

良く観察すると腫れてる部分から若干の出血があったので、膿瘍ではないかと思い強くつまむと裂けて大量の膿が出てきた(ジャスパーかなり痛がる

完全に膿を絞り出し再度観察、パックリと裂けて穴が開いた状態になった。


<気持ち悪い写真で申し訳ないです>排膿直後のジャスパーのお尻(赤いV字型に見えるのが傷口)


イソジン消毒+ゲンタシン軟膏塗布にてこの日は様子見ることに...(すぐに舐めようとするのでやむを得ずエリカラ付けて1晩過ごしてもらう)


翌日病院へ

診断結果は予想通り肛門腺膿瘍

ジャスパーは絞ってもあまり分泌物が出ないので自然に排出されてるのかと思ってましたが、先生曰く『絞って出なくても、排出され難い子もいる。そういう子の中には今回のように溜まった分泌物が原因で炎症を起こすこともあるので、あまり出ない時は診察する必要がある』との事でした

トホホ...飼い主の怠慢です


すでに排膿されてるのと、ジャスパーがいたって元気なので消毒と抗生剤の処方のみ
消毒は自宅に消毒薬があり自分たちで出来るので1週間後の再診ということでこの日は帰宅。


すぐに舐めようとするので暫くエリカラ生活をしてもらい、今日で6日目


まだ若干腫れてるけど、大分良くなってきた!!
2日程はパックリ開いてた傷口もいまは塞がってるようだ。



これを教訓に、出なくてもマメに肛門腺絞りするようにしなくちゃ