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スリー・キングス

2007-01-12 00:30:57 | 映画「さ」行
ブラックユーモア満載のシュールで新しい戦争映画。

物語の舞台は湾岸戦争直後のイラク。
3人の兵士は、捕らえたイラク兵が隠し持っていた地図を見つける。
それはイラクがクゥエートから略奪した金塊の隠し場所を記した地図だとにらんだ
少佐ゲイツは彼らをつれて極秘に金塊探しを決行する。
順調にいくかに思われた金塊探しは、彼らの思いもよらぬ方向に進んでいく。

スリー・キングス観直してみても、この作品は今までにない新しいタイプの戦争映画だなぁと思いました。ブラックユーモアで笑いを誘いつつ、そして琴線に触れるシーンも交えつつ湾岸戦争の裏の姿=新の姿や戦争のおろかさをしっかりと見せてくれる。しかも、それをわかりやすくリアルに描いているところがこの作品のすばらしいところ。これは普段戦争映画敬遠しがちな人でも楽しめると思いますね。荒削りな映像もよかったな。観終わった後、イラク戦争のことが頭に
スリー・キングス浮かんできた。ブッシュもパパブッシュと同じようなことをやってるんだよね。戦争の真の姿を映し出さない操られたメディアも同じだし。う~ん…。
で、この作品は撮影中に監督とゲイツ役のジョージ・クルーニーが大喧嘩したことでも有名。乱闘寸前までいったらしい。その後ちゃんと仲直りしたらしいけど。そんなジョージ・クルーニー、私は普段は彼のことを全くなんとも思っていないんだけどこの役の彼は最高にかっこいいんじゃないか、と思ってしまった。ほんとにそして、この作品にはあのスパイク・ジョーンズ(「マルコヴィッチの穴」などの監督でソフィア・コッポラの元旦那さん)が役者として出演しているんですねぇ。3人の兵士のうちの1人コンラッド役で。始めてみた時も思ったけど、やっぱり彼の特徴的な声は…。顔のイメージと一致しない声なんだよなぁ。(グリーン・デイのトレの声に似てると私は思う)でもすごいいい味だしてますね、彼は。

THREE KINGS (1999 アメリカ)
監督・脚本:デイヴィッド・O・ラッセル
出演:ジョージ・クルーニー マーク・ウォルバーグ アイス・キューブ スパイク・ジョーンズ


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